神戸大学 統合報告書 2024
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「環境」の創出医学研究科メドテックイノベーションセンター(MIC)は、神戸市と共に推進している神戸未来医療構想の下、医療機器の研究と開発を専門に行う拠点として2024年秋の竣工を目指し、ポートアイランドの医学部附属病院国際がん医療・研究センター(ICCRC)に直結する形で整備を進めているものです。MICは、「スピード感のある医療機器開発」および「医療機器開発プロジェクトを教材とした実践的カリキュラムによる人材育成」の実施に向けて、未来医工学研究開発センターと医学研究科医療創成工学専攻が協働し、臨床現場ニーズや企業ニーズを基に産官学医が有機的に連携できる場を提供するものです。具体的には、MIC内に最先端機器を備えた研究開発ラボ、企業が入居可能なレンタルラボや共用のメディカルデバイス工房を設置するほか、産官学医の多様な人材の交流スペースを各階に効果的に配置することで、集合知(地)としての機能性と価値を高めて、持続的な医療機器の創出および創造的開発人材の輩出による地域産業の活性化を目指します。バイオメディカルメンブレン研究・オープンイノベーション拠点(BMO棟)は、医療材料等に応用する先端膜の開発を加速するとともに、企業との産学連携・共同研究で生み出される競争成果の社会実装やスタートアップ創出を推進することで、地域経済の活性化に資することを主な目的として、経済産業省の2022年度「地域の中核大学等のインキュベーション・産学融合拠点の整備」(大学等向け)に係る補助事業の採択により、株式会社ダイセル様の支援も受バイオメディカルメンブレン研究・オープンイノベーション拠点 外観けて、既存の産官学連携本部棟に増築する形で新設されました。バイオメディカルメンブレン研究をはじめとした研究分野における産官学連携を支援するとともに、学内外の多様な人々が集うコミュニティーやオープンイノベーションを支援するインキュベーション施設としての役割にも対応する、兵庫・神戸地域を代表する産学融合中核拠点を目指します。メドテックイノベーションセンター 外観1階 ダイセル OIホール38

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