神戸大学 統合報告書 2024
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⚫本学がこれまで集積してきたプロフェッショナル人材やURA、産官学連携本部のメンバーにより構成⚫プロジェクトマネジメント、権利化、企業を支援。⚫KUI内に設置する知財専門家、アントレプレナー、企業OB等の外部プロフェッショナルを含む集団⚫社会課題、ビジネス・技術動向の俯瞰的な調査やこれに基づく知財・事業戦略を立て、スタートアップ企業・育成を行う⚫機構の業務・運営に関する重要事項を審議⚫新たに置く専門部会企画調整部会/施設管理運用部会デジタルバイオ・ライフサイエンスリサーチパーク推進機構の改組について本学では各分野での研究の強みを活かし、未来社会に向けた新たな課題の解決に資する経済的・社会的価値を創造する「異分野共創研究教育グローバル拠点」として進化発展し、傑出した知・卓越人材・革新的イノベーションの創出を目指してきました。これを実現するため、文部科学省「国立大学経営改革促進事業」に採択されたことを機に、バイオものづくり・医工学研究・先端膜工学・健康長寿・社会システムイノベーションの5領域を拠点としたデジタルバイオ・ライフサイエンスリサーチパーク(DBLR)を2022年10月に開設しました。ここでは拠点間の強固な連携を図り、神戸医療産業都市参加機関等と共創しながら社会的課題の解決を目指し、その機能を全学に展開・波及させて新研究領域の開拓・育成のため異分野共創研究を強力推進する成長エンジンの創出を図ってきました。2023年10月にはDBLRを恒常的組織として整備するため、デジタルバイオ・ライフサイエンスリサーチパーク推進機構を設置しました。 さらに2023年度に文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促2025年4月、工学部の情報知能工学科を母体としてシステム情報学部を設置します。AI(人工知能)やデータサイエンス、スーパーコンピューターなどの専門性を土台に、システムの解析・統合、情報の創出・処理・利用、計算の高度化及び応用等、システム情報学に関する専門性及び学際性を重視した教育研究を行い、世界の現状や問題についての知識や理解力を持ち、システム情報学の各専門領域の知識や技術を応用し、俯瞰的に組み合わせることで社会課題の解決、新たな価値創造に挑む人材を養成するため、学内環境の整備を進めています。国内外の企業経営者、大学経営経験者等から構成。バイオものづくり共創研究拠点医工学研究拠点先端膜工学研究拠点健康長寿研究拠点社会システムイノベーション研究拠点バイオものづくり領域を中心に、DBLR構想実現に向けた神戸医療産業の産官学ポートアイランド戦略を神戸市と共に立案DBLR内に置くグローバル・イノベーション推進室とKUI内に置くグローバル・ビジネス共創室から成るチームポートアイランド地区にある学内共同教育研究推進組織をDBLR推進機構に移行ポートアイランド地区にある学内共同教育研究推進組織をDBLR推進機構に移行デジタルバイオ・ライフサイエンスリサーチパーク推進機構長(研究担当理事)アドバイザリーボード機構に置く拠点群戦略企画運営委員会バイオクラスター推進室研究DX環境推進室⚫研究DX環境整備⚫研究DX人材育成プログラム⚫研究環境に係る制度設計学長進事業」に採択され、バイオものづくりの卓越基礎研究と社会実装の両輪で世界をリードするイノベーションを継続的に創出し、DBLRの発展、更にはグローバル・イノベーション・キャンパスへ展開して地域社会に貢献することとしました。これを推進するため2024年7月に組織改編を行い、学内のプロフェッショナル人材やURA、産官学連携本部員によるグローバル・イノベーション推進室と、グローバル・ビジネス共創室(KUI内に設置)からなるグローバル・イノベーション・カタパルトを同機構に置き、社会課題やビジネス・技術動向の俯瞰的調査を行いこれに基づく知財・事業戦略を立ててスタートアップ起業へ繋げる体制の構築を進めています。ほかにも、ロボットやデータ駆動型研究基盤を活用して研究の高速化と効率化を推進する研究DX環境推進室、バイオものづくり領域を中心に神戸医療産業の産官学ポートアイランド戦略を神戸市と共に立案するバイオクラスター推進室を同機構に設け、本学で新たな知を産み出し社会実装まで繋げるための環境整備を進めています。グローバル・イノベーション・カタパルトグローバル・イノベーション推進室グローバル・ビジネス共創室(株)神戸大学イノベーション(KUI)神戸バイオテクノロジー研究・人材育成センター統合研究拠点39「環境」の創出

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