「環境」の創出SDGsの達成に向けて異分野融合や新学術領域における成果を活かし、全学の幅広い分野にわたりSDGsを目指した取り組みを推進するため、地域社会や産業界とも連携してSDGsの理念が共有できるよう努めるとともに、その取り組みの成果を広く国内外に発信していくことを目指して「SDGs推進室」を設置し、社会課題解決に向かって、新たな価値の創造や未来社会への大学の知の実装に取り組んでいます。また、SDGsの先進企業が集まったフォーラムや学生セミナーを開催している他、「SDGs推進プログラム学生委員会」や「学生環境会議」などの有志の学生を中心としたプロジェクトチームが学内外との連携や情報発信を行っています。カーボンニュートラル推進本部では、研究・社会共創、キャンパス、教育の3部門を置き、教職員・学生の全構成員がエネルギー・環境に対する理解を高めてカーボンニュートラル(CN)実現に向けた「神戸大学モデル」の基盤構築を目指します。具体的には①CNに資する活動・成果に関する情報を集約し、異分野共創による新たな活動を推進する基盤構築、②学内におけるCNへの取り組みを実証・分析・可視化し、それを発信・共有するCN活動の機会創出、③地域や分野、世代を超えてCNに資する人材育成に関する環境整備に取り組んでいます。エネルギー分野の研究者や学生環境会議と連携してゼロカーボンキャンパスを目指した光熱費の分析など具体的なプロジェクトが進行しています。地球規模・世界規模のテーマであるSDGs、カーボンニュートラル、ウェルビーイングの3テーマにフォーカスした全学組織を設置して、学内リソースを集約することで新たな価値創造の取り組みを開始しました。誰もが心豊かで幸せを実感できる社会の実現に貢献することを目的としてウェルビーイング推進本部とウェルビーイング先端研究センターを立ち上げて、広い分野で新たな概念や価値の創造に挑戦しています。ウェルビーイング(WB)社会の実現に貢献する学際的人材の育成、こころとからだの健康と発達を実現する環境整備や施策についての研究を総合的に集約したWBリサーチデータベースの構築とWB指標の開発、WBを通した地域社会との連携に取り組んでいます。また、WBをキーワードにして教育科目を集約して「KOBE Well-Being Study」として再編する計画を進めています。40万博と脱炭素2025大阪・関西万博では、万博会期前から会場外で、企業や学校、自治体などの団体に呼びかけ、脱炭素社会に向けたレガシーとなるよう“万博をきっかけ”とした様々なCO2削減努力を一体となって行い、将来の削減に貢献することを目指す「EXPO2025グリーンビジョン」が公表されています。このビジョン策定に本学の信時正人客員教授(SDGs推進室コーディネーター)が参画しています。これに呼応する形で本学では2022年10月に設置したカーボンニュートラル推進本部が中心となり、学内で検討部会を設けてロードマップを作成し、キャンパスにおける脱炭素の取り組みを開始しています。カーボンニュートラルの先にある将提供:2025年日本国際博覧会協会来、温暖化と共存するための取り組み・活動・研究について、教員・学生を交えてディスカッションを行い、自治体や企業等とカーボンニュートラルに対する理解や意識のさらなる向上とともに、カーボンニュートラルに向けての具体的な取り組みについての議論や情報交換を目的としたシンポジウムの開催などを計画しています。地域から地球規模に至る社会的課題へ対応し、新たな価値創出に向けた環境整備
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