神戸大学 統合報告書 2024
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▼共同研究費獲得額の推移科研費等基礎研究URAによる研究サポート学術研究推進機構学内の研究を支援するための資金として活用学内ファンド(応用研究・共同研究・起業準備)株式会社神戸大学イノベーション(KUI) 株式会社神戸大学キャピタル(KUC) 産官学連携本部2,5002,0001,5001,000500(百万円)1,6371,4221,4131,2851,03120172018201920202021循環知的財産共同研究産官学連携事業化支援GAPファンドKUIによる一貫したサポートベンチャーライセンススタートアップ社会実装(起業・事業立ち上げ)神戸大学ファンドKUCによる伴走(百万円)4002,0321,9043002001005347002022202320172018ライセンス収入▼版権・特許権収入の推移株式公開M&A372151109955620192020202120222023大学の研究成果を特許権使用や共同研究として企業等に活用いただくことは、大学の価値を社会に還元するとともに、研究活動を持続・成長させるための財源を獲得する方法としても重要です。社会に役立つ研究テーマを、それぞれのステージに応じた資金で育て、知的財産やライセンスという果実を実らせます。それらを社会で役立てることで、収入を得て、学内ファンドに組み込み、新たな研究テーマを育てる資金とすることで、財の循環を生み出します。このような財の循環を生み出すために、本学では様々な組織が活動をしていますが、大学の技術を企業のニーズとマッチングするには、研究分野への知識や法律など様々な知識を有する人材がKUIの活動など様々な取り組みを通して、企業等に大学の研究成果を活用いただいています。右のグラフはKUIが直接関与しない契約も含めた本学全体の共同研究費獲得額と特許権等収入の推移です。これらの財源は新たな研究活動の資金となり、その研究により新たな成果を生み出しています。このような価値と資金の好循環を生み出すために、学内組織と出資会社が一体となって研究活動を支援していきます。必要となります。そのような優秀な人材を、任期や報酬基準などを柔軟な体系で採用するために、2020年3月に株式会社神戸大学イノベーション(KUI)を設立しました。KUIは100%神戸大学出資の会社で、技術移転事業、発明の発掘、外部資金調達、大学発べンチャー創出等、産学連携に関する幅広い業務を行っています。また2021年10月には、本学の知・人材・環境を社会実装につなげる神戸大学ファンドを運営する会社(株式会社神戸大学キャピタル(KUC))を設立しました。本学では、KUIやKUCなど本学が出資する会社と学内組織が協力して研究活動を支援することで、財源獲得に取り組んでいます。51「財」の循環株式会社神戸大学イノベーション(KUI)産官学連携による財源獲得

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