President andYoung ResearchersRoundtableジョンが浸透していることは素晴らしい点だと思います。進んで成長しようとする姿勢が若手の私たち、つまり現場にまでしっかり浸透していることで、全員が同じ方向を向いて頑張ることが出来ます。 そうですね。ビジョンが浸透しているからこそ、研究を堀之内後押ししてくれる学内の空気に勇気づけられます。日々の仕事や教育もあるなかで、すべて100%でやろうとすると難しいと感じる場面も多いのですが、最先端を目指していこうという学内の雰囲気に「私も頑張ろう」と背中を押してもらったことが何度もありました。 さらに環境の面で言うと、研究の自由度が高いことに新川はとても感謝しています。神戸大学からは、かなり幅広いサポートをいただいています。研究のテーマを好きなように決め、進められる環境が整っているからこそ、本当に自分がやりたいことを極められるのだと体感しました。これから期待したいのは、出産などライフステージの変化に合わせた制度設計です。育児休暇を取得した際、見えにくいところでの子育てと研究を両立する障壁を感じたので、サポートの余地がまだあるのかもしれないと感じました。 やはり大学としては、お三方が感じられているように、藤澤研究者が研究に集中できる環境づくりができるよう、制度面でのサポートや学内の雰囲気づくりを行っていきたいと考えています。特に、女性研究者が少ないので、ぜひ女性が上位職を目指して頑張れるように支援したいと思います。また、研究者の皆さんには、学内だけにとどまらず産官学で連携して、幅広い視野を持って世界を広げていってほしいです。人と人とのつながりが、未来を開いていくための■になるのは間違いありません。学内外を問わずたくさんの人とつながり、新たな気づきを得て、それぞれの分野を切り拓いていってください。最後に、将来を担う若手研究者の皆さんとの議論を踏まえて、藤澤学長から今後の神戸大学の目標を聞かせてください。 神戸の街、そして世界へ貢献する大学になるには、若藤澤い皆さんの活躍が欠かせません。自分の力を余すところなく注いでいると自信を持って研究に打ち込むと同時に、大学が全体として発展していくにはどうすべきなのか見渡す視点も備えてほしいです。大学としては全力でサポートして、皆さんが安心して研究に心血を注ぐことのできる多様性のある環境を整えていきます。これからも、ぜひ情熱と信念をもって、研究を続けていってください。08世界へ誇る研究拠点となるために
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