神戸大学広報誌『風』 Vol.22
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大学院学部大学院学部人文学研究科文化構造専攻人文学科農学研究科生命機能科学専攻生命機能科学科文学部農学部 文学コース国文学土壌学研究室(木田グループ)学び場へ15学生コメント学生コメント#古典文学 #ジェンダー #歴史 #グローバル古文と漢文が未熟だった私を丁寧に指導していただきありがとうございました!#フィールド調査 #天然有機物 #マングローブ林樋口 大祐 大学院人文学研究科教授 日本の古典文学について学ぶ大学院ゼミです。対象は「源氏物語」以降の作品。最近は「栄花物語」「平家物語」「とりかへばや」「吾妻鏡」「とはずがたり」、絵巻物や社寺参詣曼荼羅など、ジェンダーや階層・地域に関する複数の視点を持ち、2次創作が盛んな作品群について、皆で輪読してテーマを発見したり、各自の関心に沿って討論しています。学生たちは古典文学に関する専門的な知見を得て、教員や公務員、出版関係などの職についています。出身国の大学教員になった留学生もいます。木田 森丸 大学院農学研究科助教 2021年2月に始まった新しい研究室です。土壌学の名を冠していますが、土壌だけでなく湖沼や河川、マングローブ林など、陸域から水圏に及ぶ幅広い自然を相手にしています。調査対象はマクロですが、その中の有機物を分子レベルで研究します。複雑系である自然の理解には自分ひとりの力では太刀打ちできません。学際的な研究が必然的に生まれ、他大学・研究機関との合同調査やプロジェクトの機会に恵まれます。外の世界を知るチャンスが沢山あります。大きく育ってください!【MCKENZIE Coryさん】Q1:どんなゼミ? 先生の広範な知識の恩恵を受け、私たちも広い視野で、独特な論点を見出すことができます。院生の出身は日、中、韓、印、米、独と驚くほど国際的。投稿論文の題目を3ヶ国語に訳す必要に迫られた先輩が「これは中世ゼミにしかできない」と胸を張っていました。Q2:このゼミを選んだ理由は? 中学のころから日本の古典に関心を持ち、大学では歴史や哲学、西洋の古典を学びました。大学院に入る際、専攻を迷いましたが、先生の著書「変貌する清盛」に、抱いていた関心を融合するような可能性を見て、このゼミに加わりました。研究フィールドは日本を飛び出して世界へ!次はどこへ行きましょう!?【渡辺悠太さん】Q1:どんな先生ですか? 些細な質問にも本気で向き合ってくださるので、私たちも真剣になります。「何故そう考えたのか」を常に問われるので、論理的思考力が大きく向上してきました。Slackのアイコンに使われている息子さんの写真が定期的に変わっていて、家ではよきパパな様子です(笑)。Q2:研究室はどんな雰囲気? 土壌学研究室には3人の先生がいらっしゃいます。木田グループは先輩後輩でチームを組んで研究を進めています。先輩が後輩を指導するのはもちろん、後輩のひと言から新たな視点に気付かされることもあり、お互いに良い刺激となっています!現代的な課題にも通じる現代的な課題にも通じる広がる世界で広がる世界で多様な視点多様な視点大きく育て大きく育て

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