神戸大学広報誌『風』 Vol.22
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23システム情報学部外観(予定図)医学部医療創成工学科イメージ2022年7月に急逝した木島英登氏が残した草稿にマンガを挿入して再編集した。世界175 か国を車いすで旅して得た知見を活かした、若者たちへのメッセージ。電子書籍でも販売。 神戸大学は学生・職員の福利厚生を充実させるため、2023年6月の楠キャンパス内のMedical C3 Commons(福利厚生施設)の開業に続き、神戸の市街地を一望にできるカフェを10月1日、神戸大学百年記念館内にオープンさせる。新たなスポットとして注目が集まりそうだ。 カフェは、同記念館2階スペースで、席数は18席を用意する。コーヒー、カフェラテ、カプチーノなどのドリンクを提供し、コーヒー豆などの販売も行う。店舗内での飲食はもちろん、百年記念館のテラスでの飲食が可能で、同記念館内にはグローバル教育センターもあり、学内の新たな交流の場となる。 営業時間は、平日午前8時30分から午後7時まで。土曜日は午前9時から午後5時まで。定休日は日曜・祝日。夏季・冬季休業時は、土曜日の営業時間となる。学生、職員はもちろん、一般にも広く開放される。 本学は2025年4月、システム情報学部と医学部医療創成工学科を新設する。新しい学部・学科が誕生するのは、2021年の海洋政策科学部以来となる。 システム情報学部は、工学部情報知能工学科を改組、大幅な定員増を図り、大学院との一体的な運用を目指す。人工知能(AI)、デジタル技術が急速に普及する情報化社会において、AIやデータサイエンスを駆使し、社会のさまざまな課題を解決、新しい価値の共創に貢献できる専門性の高い人材を育成する。入学定員は150名。六甲台第2キャンパス内に設置する。 医学部医療創成工学科は、医学と工学を融合させた新しい学科。国内の治療用医療機器の大半が欧米製である状況を打破し、国産開発のための人材育成を目指す。AIを利用した医療システムから治療機器の開発まで、幅広い領域で活躍できる創造的人材を社会に送り出す。入学定員は25名で、楠キャンパスが学びの場となる。神戸大学出版会からの新刊をご紹介幸せとは何か?最適な人生の見つけ方~空飛ぶ車いすからのメッセージ作 木島英登まんが かんべみのり定価1,650円(税込)近代中国の革命家・孫文が神戸で「大アジア主義」の講演を行ってから100年、そして陳舜臣の生誕から100 年。二つの記念日をきっかけに、神戸と中国、日本と中国の関わりを改めて考える。孫文 華僑 神戸著者 安井三吉定価2,310円(税込)Medical C3 Commons百年記念館神戸大学教職員および名誉教授等が編著者となった書籍を紹介しています!システム情報学部、医療創成工学科を2025年春新設百年記念館に新たな交流の場BOOKSBOOKS神大501*$4

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