神戸大学 学生広報誌『door』Vol.02
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PROFESSORS PERSPECTIVES経営学研究科国際文化学研究科海事科学研究科人文学研究科農学研究科都市安全研究センター学部生の時は、映画を観て、本を読み、旅行をしていました。これらを通じて、自分の中の世界が広がったのではないかと思っています。また、友人たちとお酒を飲み、遊びもしました。学生時代の友人は、今でも何でも言える友人です。好きなことだけをする中で、自分が何を面白いと思って、どんな考え方が好きなのかといったことを理解した4年間だったかなと思います。私が学生時代に打ち込んだのは、外国語の勉強、外国人留学生のチューター活動、旅行、アルバイトでしたが、今思うとバイトはそこそこにして、もっと勉強しておくべきでした。せめてもっと若いうちに海外に勉強しに行っておけばよかったと後悔しています。ドイツに留学して世界の見方が一変しました。皆さんにもそういった体験を是非してほしいです。そして自分の身の回りにいる外国から来ている方々、留学生達にももっと興味を持ってほしいと思っています。この先生の話をもっと聞きたい!と思ったら「神戸大学☆夢ラボ」神戸大学の先生が、日夜研究している専門分野や活動の内容、趣味の話などを熱く語る番組「神戸大学☆夢ラボ」を、ラジオ関西で毎週日曜、午前8時45分〜9時に放送中です。後日、ポッドキャストからも聞くことができます。私は勉強が嫌いで、お世辞にも真面目な学生ではありませんでした。今、学生には、バイトにばかり時間を費やすのではなく、学生の間にしかできないこと、社会人になってからではできないことがあるはずなので、それを見誤らないように悔いのない学生時代を過ごしてもらいたいです。そして将来、自分は何をしたいかを早く見つけて、それに向けて必要な知識、技術を身につけていく努力をしてください。「雰囲気学」という新学術領域を立ち上げ、2022年に神戸雰囲気学研究所を設立しました。人文学研究科の若手研究者を中心に、他大学や他部局の先生にも加わっていただき、研究を進めています。学生時代には、世の中にさまざまな生き方や世界の見方があることを実感してほしいです。私の場合は、友人と話をしたり、ドイツに留学したりしたことが、自分なりの生き方の原動力になっていると感じます。学生の皆さんには、一プレイヤーとして地域に入っていくことを経験してほしいです。私は、実際に学生時代に地域に入って活動をしたことで、関わった地域を第2の故郷のように感じています。卒業後も、地域の方々と連絡を取り合い、近況報告ができる関係性は、私にとって宝物です。大学でのゼミ活動や授業が、農村地域へと足を運ぶきっかけとなり、皆さんの人生の糧となれば嬉しいです。静岡県出身で子どもの頃から防災意識が芽生え、災害を予測したり、災害の被害を推定したりする研究をしています。また、静岡はサッカーが盛んで子どもの頃から慣れ親しみ、学生時代にはサッカーサークルに入っていたので、学部を超えて同学年、先輩、後輩とのつながりがありました。それぞれに得意分野や苦手分野があるので、長所を活用しつつ、短所を補い合うことで、チームとして強くなれることなどを学びました。学生時代に学んだことを、体験などを交えて、学生にメッセージをお願いします。鈴木竜太 教授林 良子 教授若林伸和 教授久山雄甫 准教授安部梨杏 特命助教大石 哲 教授神大教員のみかた

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