29動物、植物、細胞、生体膜、タンパク質などを材料とし、遺伝子操作やナノテクなどを駆使して、環境化学物質の機能や安全性について研究しています。双眼実体顕微鏡下での昆虫の解剖パンコムギ穀粒断面の走査電子顕微鏡像クワゴマダラヒトリ幼虫に産卵する寄生蜂ギンケハラボソコマユバチコムギ近縁野生種の穂パンコムギの超高密度連鎖地図DNAマイクロアレイによる遺伝子発現解析生物間の攻防を形態の変化(左)およびゲノム相互作用(右)という視点から解明する。ゲル電気泳動によるDNAの解析坂本 克彦 教授中屋敷 均 教授 ・ 池田 健一 准教授森 直樹 教授カイコの光周反応曲線穀物市場でのフィールドワーク(インド南部)蛾の蛹:カイコ(左)とサクサン(右)今石 浩正 教授 ・ 森垣 憲一 准教授 ・ 乾 秀之 准教授環境物質科学研究室では、農薬、食品成分、環境汚染物質などの農環境に存在する幅広い環境化学物質の安全性や動態解析を目的として、遺伝子 工学、生化学、精密計測科学、ナノテク、植物生理学、植物環境科学、機器分析科学等の手法を駆使した研究活動を行います。杉浦 真治 准教授さまざまな昆虫を飼育して、昆虫の形態や行動の進化、変態、休眠、内分泌、神経伝達、感覚受容、体内時計、光周性についての研究をしています。昆虫の特性と適応の意味を分子レベルで明らかにすることにより、害虫の防除や有用昆虫の資源利用の道を探る教育研究を行います。多様な生命現象における「細胞の機能と構造」について、各種顕微鏡を駆使して得られる形態変化やエピジェネティックな遺伝子修飾機構に注目し、その分子機構の解明と社会への応用に向けた教育研究を行います。遺伝学・生態学・フィールドワークなど多元的方法により、作物の栽培化に関与した遺伝子の同定とその機能の解明を進め、野生植物から栽培植物への遺伝的変化のメカニズムの理解と有用な遺伝子の探索を行っています。Agrobioscience昆虫は生物の中でも最も種数が豊富なグループです。加えて、農林業害虫やその天敵として、また農作物の花粉媒介の担い手として農業と密接に関わってきました。昆虫の多様性を明らかにし、害虫や天敵の生態、そして生態系での昆虫の役割について教育や研究を行います。作物とその近縁野生種を対象として、集団の分化や種内多様性をもたらす遺伝子の同定や、種間雑種を利用したゲノム間相互作用に関与する遺伝因子の解析等を通して、新たな種や異質倍数体が成立する遺伝機構の理解を目指し、その成果の育種利用も念頭においた教育研究を行います。昆虫多様性生態学環境物質科学植物遺伝学松岡 由浩 教授植物を取り囲む様々なストレス(気候、土、養分、環境汚染物質、病気や昆虫等)とそれに応答する植物の仕組み(細胞構造、シグナル、遺伝子等)を植物医科学、環境科学の視点から学び、生命機能を活かした農作物の増産、生命環境の保全に貢献する人材を育成します。昆虫分子機能科学細胞機能構造学栽培植物進化学応用機能生物学講座生命機能科学専攻
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