神戸大学 経営学部 2024
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の堂の航空輸送研究します。消費の決定要因のDXが進展する中で 21世紀に入り、関税と輸送費用の引き下げおよび情報通信革命の加速とともに、グローバリゼーションが進展してきました。企業は世界各国から原材料を調達し、グローバルサプライチェーンを構築してきました。生産された製品も世界各国に売ることができ、利潤は増加するでしょう。消費者は世界各国の財やサービスを消費できるようになり、生活の豊かさを一層に感じることができます。一方では、新型コロナウイルス感染症が急速に世界に広がることはグローバリゼーションの負の側面を多くの人に意識させたのではないでしょうか。世界に展開していく今日の経営に関わるこのような問題について適切に考え、答えられるために、まず個々の企業、消費者の行動を分析します。そして、多くの国が参加する世界市場において取引される商品の価格と数量がどのように決定されるかを明らかにします。こうして、グローバリゼーションや貿易問題を理解する能力を身につけることができます。 また、近年アメリカと中国の間で貿易戦争が起こりました。貿易と貿易政策についての正確な理解があって初めて理解できるでしょう。化粧品市場の創造と維持にかかわる企業活動対して等の反応するそこには大きく社会システムの立場から研究するアプローチ個々のや消費者どのように 金融取引とそれを支える組織(金融機関)や市場(金融市場)の仕組みについて学習します。金融取引とは、一般的なモノやサービスの取引とは異なり、取引が行われる時点(お金を貸し付ける時点)と、取引が完了する時点(お金の返済される時点)が同じではなく、金融取引には、将来に係る様々な不確実性やリスクの問題が存在します。言い換えれば、金融取引がうまく成立するためには、取引参加者が抱える様々なニーズやリスク負担の問題を社会全体としてうまくマネジメントする必要があります。 この講義では、既存の金融機関や金融市場が、上記の課題について、どのような役割や機能を果たしているのか、金融危機やバブルはなぜ発生するのか、また、規制当局や中央銀行の役割は如何にあるべきかなどの事柄について、実務・理論双方の観点から説明をします。また、最近、注目を集めている「フィンテック」や「金融のデジタル化」についても、金融機能の本質と技術との観点から説明をします。9

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