神戸大学 統合報告書 2025
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▼本学と連携協定を結んでいる自治体知の創出人材の創出環境の創出財の循環神戸大学 統合報告書2025■ 大学協定■ 部局協定産官学連携交流拠点「KOBE Co CREATION CENTER」学生が参加する能登半島地震災害ボランティア阪神淡路大震災から30年続く復興住宅でのお茶会 このプラットフォームは、全国有数の大学の集積を生かし、神戸の将来を担う人材の育成や大学の研究資源を通じて地域や産業界に貢献していくことを目的に、2023年11月に設立されました。2025年7月時点において、本学を含め13の大学、高等専門学校と神戸市、約90以上の企業・団体が参加しており、今後も企業や大学に参加を呼び掛けていく方針です。 本学においても、近年需要の高まるリカレント教育の講座の提供をはじめ、大学と企業のインターンシップをつなぐプログラムのほか、産官学連携による地域貢献につながるプロジェクトを展開することで、大学都市神戸を牽引していきます。兵庫県は豪雪の日本海側から瀬戸内の島しょ部まで、また都市部から農村部まで、多様な風土と多様な地域社会を抱えた日本の縮図といわれる地域であり、自治体や地域社会が抱える課題は多岐にわたります。一方で神戸市には全国の政令指定都市で3番目に大学が多く集積しており、大学都市として地域活性化に対する期待は大きいものがあります。地域連携推進本部はこのように多様な地域からの要望や地域課題に対して、全学のリソースを結集して新たな連携を創造する活動を行っており、2024年度には三田市・姫路市と、2025年度には明石市と新たな包括連携協定を締結しました。各自治体との連携協定を基に、異分野共創によるさらなる地域連携を展開していきます。本学では、災害・復興、農業、国際、文化、医療・福祉、子供の居場所、学習支援などの分野で学生ボランティア活動が多彩に展開されています。ボランティアは学生の自主的な活動を基本としますが、大学としても活動を支援するとともに、地域と連携して社会に貢献することを志向しています。特に、発生から30年経つ阪神・淡路大震災を経験した大学として、能登半島地震・水害、東日本大震災など全国での災害ボランティア活動は、同窓会からの支援もいただき、脈々と受け継がれた伝統を継承しながら、新しい取り組みを生み出して進めています。これまでの継続した社会貢献活動が高く評価された学生団体が表彰されています。養父市農学研究科岡山県西粟倉村経済学研究科姫路市医学部附属病院国際文化学研究科南あわじ市福岡県中津市大分県 地域連携地域連携経済学研究科人文学研究科保健学研究科朝来市丹波市人文学研究科丹波篠山市多可町西脇市三田市加西市小野市三木市□区神戸市明石市東□区海事科学研究科淡路市須磨区保健学研究科40e n v i r o n m e n t

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