0知の創出人材の創出環境の創出財の循環1,6742,4491,9691,9872,490PlanAction▼間接経費獲得額の推移DoCheck神戸大学 統合報告書2025(年度)「知」の創出、「人材」の創出、「環境」の創出を持続的に拡大していくためには、限られた資金を戦略的に投資することが重要です。本学では、透明性と公平性を確保しつつ、効果的な予算配分を行うため、以下のようなプロセスで予算編成を行っています。1.各部署から予算要求書を提出してもらい、「戦略的事業評価専門委員会」が過去の実績等を評価します。執行部が要求部局へのヒアリングを実施し、その結果を踏まえ2.て予算案を策定します。予算案は、部局長会議や学外有識者を含む経営協議会など、学3.内の重要な会議で審議されます。4.最終的に役員会で予算を決定します。外部資金は、研究等を実施するために研究者が使用する直接経費と、直接経費に対して一定比率で手当てされ事業実施に伴う管理等に必要な経費として管理組織が使用する間接経費があります。本学では、間接経費の一部を大学全体の予算に組み入れ、学長のリーダーシップのもと、全学的基盤事業の実施などに戦略的に活用しています。これにより大学全体の研究環境・支援体制の強化や、さらなる外部資金の獲得にもつなげています。また、その獲得額は年々増加しており、大学全体の予算に占める割合も上昇しています。間接経費を戦略的に活用することで、大学全体の研究・教育基盤の整備や、集中投資が必要な事業の運営が可能となっています。間接経費は、大学の人材育成と研究の発展にとって重要な財源であり、大学全体の価値創造を支えています。[全学的基盤事業]大学全体の研究・教育活動を支えるための基盤整備および環境維持向上を目的とした事業です。例えば、図書資料の整備、ネットワーク機器の充実、情報基盤の構築・運用、学生・教職員の支援体制の充実などが含まれます。学内会議で審議各組織の長が出席する部局長会議や、外部有識者が参加する経営協議会等で予算案を審議し、役員会で決定(3月)予算案の策定過去実績、ヒアリング結果、収入支出見込等を勘案して、次年度の予算案を策定(2月)2087167282020予算配分決 定した 次 年 度予 算 編 成に基づき、各組織に配分(3月)学内ヒアリング予算要求書の内容について、執行部が学内組織の長からヒアリングを実施(1月〜2月)■科研費等 ■受託研究 ■共同研究 ■受託事業等 ■補助金2361,114940324930766694202120222023事業実施配 分された予 算を活用し、事業を推進(4月以降)予算要求書の提出学内の各組織が次年度の事業実施に必要となる予算要求書を提出(12月)戦略的事業評価専門委員会過去の実績等を評価(12月〜1月)4754391,3647866202024▼ 学内予算配分手続きの流れ(百万円)2,5002,0001,5001,000500予算編成プロセス予算編成プロセス間接経費の循環間接経費の循環全学的基盤事業の実施間接経費の獲得研究環境・支援体制の強化44w e a l t h
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