▲19▲69▲23▲136▲25▲25▲71▲100知の創出人材の創出環境の創出財の循環TO PICS神戸大学 統合報告書2025投資活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フロー102683920212022業務活動によるキャッシュ・フロー 0 012389▲4▲8220232024(年度) (億円)1501009050▲50▲1502020※2021年度は資金運用体制の強化により翌年度の投資活動に備え、保有していた債券を 売却し、現金化したことで「投資活動によるキャッシュ・フロー」はプラスとなっています。554142202120222023832024(年度)右の図は、本学のキャッシュ・フロー計算書をグラフ化したものです。研究・教育・診療に係る収支を表す業務活動によるキャッシュ・フローはプラスであり、基本的な業務活動では安定的に資金が流入していることが分かります。この資金の一部を資金運用や資産購入などに充てているため、投資活動によるキャッシュ・フローはマイナスとなっています。財務活動によるキャッシュ・フローはマイナスであり、過去に施設整備等を実施した際の借入金を順調に返済していることが表れています。[キャッシュ・フローグラフの見方]キャッシュ・フロー計算書は、一定期間における現金の増減とその発生源を示す財務諸表の一つです。法人の資金が、日々の「業務活動」、将来のための「投資活動」、そして資金調達や返済に関わる「財務活動」のどの活動でどのように増減したかを明確にします。この情報を視覚化したグラフでは、各活動の現金の増減額を棒グラフで表しています。上向きの棒は現金増加、下向きの棒は現金減少を示します。特に、「業務活動」がプラスであることは、安定した資金創出力を、また「投資活動」がマイナスであることは、将来への積極的な投資姿勢を示します。また、「財務活動」がマイナスであれば、負債の健全な返済状況を示唆します。本学の投資活動によるキャッシュ・フローでは、固定資産の取得にかかる支出が年々増加を続けており、2024年度には83億円となりました。2024年度の主な支出は、新たな医療機器開発拠点として整備された「メドテックイノベーションセンター(MIC)」や、地域経済活性化を目的として産学融合の中核拠点を目指し整備された「バイオメディカルメンブレン研究・オープンイノベーション拠点棟(BMO棟)」です。これらは国や神戸市からの補助金を原資として整備され、神戸市を中心とした地域産業の発展に寄与するとともに、本学の研究・教育・診療といった各活動の価値創造を持続的に推し進めるための重要な投資といえます。▲メドテックイノベーションセンター(MIC) ▲バイオメディカルメンブレン研究・オープンイノベーション拠点棟(BMO棟)▼キャッシュ・フローの推移(億円)100755035252020▼ 固定資産取得による支出キャッシュ・フロー計算書から見る投資活動キャッシュ・フロー計算書から見る投資活動固定資産の取得と投資活動によるキャッシュ・フロー46w e a l t h
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