神戸大学 統合報告書 2025
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3764知の創出人材の創出環境の創出財の循環(百万円)50401630303020101420202021■定期預金 ■円建て債券 ■外貨建て有価証券121720222023委員の委嘱資金運用管理委員会・外部有識者、卒業生、教員、報告 大学財務担当者で構成・高い専門性を基にした方針・規約等の承認・実績のモニタリング連携・協力・資金運用に係る方針・規則等の作成・実施状況の報告・適正かつ効率的な資金運用の推進■定期預金 ■円建て債券 ■外貨建て有価証券 ■金銭信託401523127777272021202275▲84202220232024相互牽制財務部 財務戦略課4343委託運用12269591自家運用20232024(年度)■金銭信託1722025(第1四半期)(年度)学長・リスクを抑えた運用・流動性の確保▼運用額の推移(各年度期末時点)委託運用・収益を獲得する運用・財務状況を勘案したリスク管理を目指しています。2021年度には、学内委員会の体制を見直すなどの資金運用体制の強化を行い、2022年2月に国立大学法人で初となる「業務上の余裕金の運用に係る文部科学大臣の認定基準」第3及び第4の2の認定を文部科学大臣から得ました。これにより、取り扱いができる金融商品が増え、外部機関に運用を委託することが可能となりました。自家運用ではリスクを抑えた運用とし、定期預金は短期運用、円建て債券は償還年度を分散することにより流動性を確保しています。一方、2022年度から開始した金銭信託による委託運用では、許容できるリスクの中で長期的な運用を行っています。運用額については、委託運用の開始にあたり保有債券の売却等を行った2021年度を除き、年々増加しており、2023年度は委託運用を3億円増額させ、さらなる運用益の獲得に努めています。自家運用における運用益は、債券の売却等により一時的に減少しましたが、近年の金利上昇の影響も受け、増加傾向にあります。委託運用における運用益は、運用開始当初の世界的なインフレやその対策として各国の金融引き締めの影響を大きく受けましたが、その後ポートフォリオの見直しを行い、リスクとリターンのバランスを調整したことで、運用益は増加傾向に転じています。本学は、2025年3月にアセットオーナー(資産保有者としての機関投資家)として、アセットオーナーの運用・ガバナンス・リスク管理に係る共通の原則(アセットオーナー・プリンシプル)に賛同し、受入れることを表明しました。今後も本学の運用力向上に向けた取り組みを一層強化してまいります。資金運用管理体制本学では、直ちに使用しない資金を運用することで、運用益の獲得戦略的な資金運用本学の資金運用は、自家運用と委託運用に分類されます。アセットオーナー・プリンシプルの受入運用目的・運用目標・運用方針の策定人材確保や外部知見の活用による体制整備適切な運用方法の選択・リスク管理の実施運用状況の見える化投資先企業の持続的成長のための工夫▼運用益の推移自家運用[アセットオーナー・プリンシプル]資産運用を行う主体(アセットオーナー)が受益者等の最善の利益を勘案して、その資産を運用する責任を果たしていく上で有用と考えられる共通の原則を定めたもの資金運用資金運用 03301195608財務部 経理調達課・資金繰り状況に係る分析・シミュレーションによる 将来予測(億円)16012080402020(百万円)2001110031▲1002024(年度)本学HP自家運用原則1.原則2.原則3.原則4.原則5.委託運用神戸大学 統合報告書2025485つの原則w e a l t h

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