神戸大学 環境報告書 2025
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環境に関する教育研究とトピックス神戸大学の環境パフォーマンス環境保全推進センターの活動第三者意見学長メッセージ/センター長メッセージ/環境憲章持続可能な社会の実現に向けた戦略大学概要/環境保全のための組織体制2014年2月 神戸大学医学部附属病院長2018年2月 神戸大学学長補佐2019年4月 神戸大学大学院医学研究科長、医学部長2021年4月 神戸大学長藤澤 正人 学長2005年4月 神戸大学大学院医学系研究科教授 神戸大学は、自然に恵まれた六甲の山並みと光り輝く瀬戸内の海に囲まれ、異国情緒溢れる港町神戸に位置し、1902年に創立した歴史と伝統のある、素晴らしい総合研究大学です。開学以来、「学理と実際の調和」という理念を掲げ、「真摯・自由・協同」の精神のもと、普遍的価値を有する「知」を創造するとともに、人間性豊かな指導的人材を養成することを、使命としてきました。 昨今、教育のAI・デジタル化が急速に進んでいます。特に生成AIについては社会に急速に広がり、国家、行政、産業、医療などあらゆる分野の基盤や制度、そして、大学の教育にも影響を与えてきています。大学としても、継続的に生成AIのメリット、デメリットをしっかりと評価するとともに安全な活用に向けて課題を解決し、その倫理性、透明性、情報管理などの法的、社会的課題を踏まえて、大学における生成AIや情報の活用のあり方を検討し、ステークホルダーからの信頼性も高めたうえで、未来における教育・研究の質と機能を高めていきたいと考えています。また、地球温暖化や気候変動等の環境問題が全世界的に注目されるようになって久しく、その解決に向けて、カーボンニュートラルなどに代表される種々の方策や基盤技術の研究・開発、制度の設計・導入がさまざまなレベルで進められています。このような環境問題に対しては、世界規模での取組が必要であることはもちろんですが、取組・活動として一人一人ができることを積極的に実行することが肝要です。そのためにも、まずはこれらの問題や概念を正確に理解することが重要となってきます。 このような背景のもと、神戸大学では、2022年10月にカーボンニュートラル推進本部が設置されました。カーボンニュートラルに向けて、大学としてできること・すべきことを全学の教職員・学生が一丸となって考え、実行していくための取組・活動を進めてまいります。 最後に、学問の府としての自由な教育研究環境をしっかり確保するとともに基礎・応用科学研究における様々な大学の潜在的な力を結集して新しい成長基盤を創出し、地域・社会の課題解決やイノベーションの拠点としての機能を強化し、持続可能で地域に根ざし、世界に誇れる研究大学として発展して参りたいと思います。引き続き、みなさまのご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。学 長 メ ッ セ ー ジ

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