神戸大学 環境報告書 2025
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学長メッセージ/センター長メッセージ/環境憲章持続可能な社会の実現に向けた戦略大学概要/環境保全のための組織体制環境に関する教育研究とトピックス環境保全推進センターの活動第三者意見神戸大学の環境パフォーマンス神戸大学の環境パフォーマンス神 戸 大 学 に お け る 化 学 物 質 管 理 に つ い て 研究推進部研究推進課研究推進グループ※各研究室に掲示するポスター 神戸大学では、教育または研究に使用する化学薬品について、平成26年に化学薬品管理システムを導入し、「いつ」「どこで」「誰が」「どの薬品をどれだけ」使用したかを一元的に記録、管理しています。化学薬品管理システムは、ユーザーの利便性の向上と負担軽減のため、また、法令改正等に合わせてカスタマイズを実施しており、正確かつ確実な管理を目指しています。会による実地確認を行い、無作為に抽出した10研究室に対し、保管庫及び施錠・鍵の管理状況の確認、毒劇物の保管管理状況の確認、指導を行っています。指摘事項があった研究室に対しては再点検を行い、適正に管理されていることを確認しています。 令和6年度には、棚卸中の試薬瓶が、自然に破裂するという事故が発生したため、使用期限を過ぎた薬品は適切な保護具を着用したうえで速やかに適切な廃棄処理を行うこと等、安全な研究環境の構築に尽力するよう注意喚起を行いました。 また、厚生労働省及び中央労働災害防止協会により化学物質管理強調月間が創設されたことに伴い、本学においても安全データシート(SDS)の確認やリスクアセスメントの実施、適切な保護具の使用等、日常的な化学物質管理を改めて見直す機会を設けています。学内では、安全衛生・環境管理統括室、人事課福利安全グループ、研究推進課研究推進グループが連携し、速やかな対応ができる体制を継続しています。 各研究室においては、適正管理の徹底を図るため、毎年、保有している化学薬品の保管管理状況を確認し、一般試薬、毒劇物のそれぞれにおいて化学薬品管理システム上のデータと照合し、棚卸を実施しています。また、消防法上の危険物に該当する化学薬品についても定期的に確認し、計画的な薬品整理を実施しています。 毒劇物においては、化学物質安全管理委員

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