Programenjoy!20 神戸オックスフォード日本学プログラム(KOJSP)は、オックスフォード大学アジア中東学部(旧東洋学部)日本学専攻の2年次生全員が、一年間神戸大学文学部で学ぶプログラムです。現在は、令和5年10月から受け入れた12期生8名が午前は日本語の集中コースで、午後は文学部開講の専門科目を履修し、学んでいます。そして、グローバル・アクティブ・ラーニングAという授業では、広島へ行き、広島平和記念資料館を見学したり被爆者の語りを聞いたりした上で、広島の方々とディスカッションを行い、平和についての理解を深めます。KOJSP演習では、アカデミック日本語を学びながら、修了論文を作成していきます。8月上旬には、これからの学びの成果を披露する修了発表会が予定されています。 授業外でも、淡路島へのツアー、ホームステイ、能楽体験、インターンシップなどの活動を通して、日本のさまざまな面について広く学んでいます。その他、文学部・人文学研究科の他の学生との交流のきっかけを提供しているほか、神戸大学附属中等教育学校やブリティッシュ・カウンシルとの交流会など、学外にもアカデミックな交流の場を広げています。 本プログラムと関連する形で始まった活動として、オックスフォード大学ハートフォード・カレッジでの夏季プログラムがあります。これには毎年10数名の神戸大学学生が参加し、英語や英国文化を学んでくるだけでなく、オックスフォード生をはじめとする外国人学生との交流の輪をさらに広げています。このように神戸オックスフォード日本学プログラムは、文学部・人文学研究科における国際交流の大きな原動力となっています。※茶谷 直人先生(KOJSPアドバイザリーボード長)の紹介は5ページへ教員のプロフィール国際交流イベントの運営や日本社会文化論の講義等を担当専門は第二言語習得、日本語教育学。主に、ライティング・フィードバック活動を実践している。学習者意識や取り組み方を研究することで、効果的なフィードバックを探り、指導に役立てたいと考えている。岡野 靖子先生KOJSPでの論文演習、日本社会文化論の講義等を担当専門は日本語教育で、日本語教師の学びとは?教師の学びをいかに支援するのか?について研究を行っています。 オックスフォード大学(University of Oxford)のハートフォード・カレッジ(Hertford College)での約3週間の夏季プログラムです。英国歴史・文化・社会・文学などのトピックに基づいた英語学習を行います。プログラム期間中、参加者はキャンパス内の寮に宿泊し、オックスフォード大学生のRA(Residential Advisor、寮生活アドヴァイザー)による学習・生活のサポートがあります。授業後や休日にはRAが企画する課外活動などに参加し、異文化交流を楽しむことができます。オックスフォード大学ハートフォードカレッジ大河内 瞳先生オックスフォード夏季プログラムmessege神戸オックスフォード日本学プログラム
元のページ ../index.html#22