12| 神戸大学大学院国際文化学研究科 グローバリゼーションの進展のなかで、人やモノは国境をはじめとするさまざまな境界を越えて移動するようになっています。越境文化論コースでは、そのような境界を越える移動がもたらす問題について、移住移民、観光(ツーリズム)、科学技術(テクノサイエンス)の3つの観点からアプローチします。グローバリゼーションが不可避的にもたらしている文明・文化の非対称的な接触を通じて生じる衝突や摩擦、混交や変容についての理解を深めます。所属教員の紹介井上 弘貴 教授 越境文化形成論特殊講義ほか政治理論、公共政策論、アメリカ政治思想史を専門としています。アメリカ研究の観点から移民問題などをめぐってアメリカで起きている「文化戦争」を、あるいは実務的な見地から日本における観光地域づくりを主として研究しています。辛島 理人 准教授 越境社会文化論特殊講義ほかアジア太平洋地域における知識社会史や文化経済史を専門としています。開発援助・経済成長や持続可能な観光についての知識や規範が、国境を越えてどのように流通し制度化するのかを研究しています。塚原 東吾 教授 科学技術社会論特殊講義ほか科学史および科学技術社会論を研究しています。最近では地球環境問題、気候変動とアンソロポセン、それにバイオ資本主義の問題を検討してます。新任教員(2025年4月着任予定)越境文化交流論特殊講義担当新任教員(2025年10月着任予定)越境社会共生論特殊講義担当進路実績長崎市職員(学芸員)、三菱東京UFJ銀行、パナソニック電工、ニシキ商会、ニトリ、GMOクラウド、兵庫県立大学客員教授他。在籍学生数(前期課程) (後期課程) 論文テーマ例科学技術の発展と安全・安心社会の相関、生野銀山お雇い外国人ジャン・フランソワ・コワニェと日仏交流、西川如見の文献に見る宇宙観・自然観、そのほか、新コース開設にあたり、環境問題、科学史、科学社会論、移住移民、開発援助、観光研究、観光地域の国際認証、アメリカ研究に関するものなど。*令和7年度4月開設の新コースのため令和6年度3月末までは在籍学生なし文化相関・異文化コミュニケーション系越境文化論コース
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