神戸大学大学院 国際文化学研究科 2024-2025
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16| 神戸大学大学院国際文化学研究科就職実績(前期課程) 外務省(専門職)、西宮市役所、神戸大学(職員)、日本山村硝子、高知新聞社(記者)、共同通信社(記者)、イオン、がんこフードサービス、オーケー株式会社、金蘭中学校・高等学校(教員)、JNC、兵庫県高校教員(英語)、宝塚市役所 他(後期課程) 神戸大学大学院国際文化学研究科助教、中国河南省新郷学院専任講師、トルコ・チャナッカレオンセキズマルト大学日本語教育学科専任講師、三重大学人文学部専任講師、松山大学経済学部特任講師在籍学生数(前期課程) 6名(後期課程) 0名論文テーマ例(前期課程) ミシェル・フーコーとエルキュリーヌ・バルバン、ピーター・バーガーの「日常」概念と宗教、批判理論における<女性的なもの/母性的なもの>をめぐって、E・フロムとフランクフルト学派—批判理論における精神分析学の受容をめぐって、H・アーレントにおける赦しの概念について、H・アーレントの現象学的決断主義—複数性概念の再考、自由とその制度化—H・アーレントの行為論、W・ベンヤミンにおける神話理論—永遠回帰とアレゴリーとの関係について、W・ベンヤミンの初期言語哲学再考―翻訳と批評を中心にして、ドゥルーズにおける革命の諸問題、戦時中上海映画におけるジェンダー表象、ヴァナキュラー・モダニズムとしての映画―ミリアム・ハンセンの映画理論について 他(後期課程) エルンスト・ユンガー、技術と近代、ニクラス・ルーマン、社会システム論、ハーバート・スペンサー、映画と公共圏、D.H. ロレンス、エコクリティシズム、ピーター・バーガー 他田中 祐理子 教授 近代科学思想系譜論特殊講義ほか科学哲学・科学史。近現代の医学を中心とした科学の歴史と、同時代の哲学を研究しています。科学と人間性の関係を、生命科学や原子物理学の歴史を通じて考察しています。著書:『病む、生きる、身体の歴史』(青土社)など。箱田 徹 准教授 近代思想文化系譜論特殊講義ほか社会思想史、社会理論。批判的な社会理論や社会哲学の展開と気候やロジスティクスといった今日的課題の動向とを見据えた上で、二〇世紀後半の社会思想の新たな読み方を探究しています。著書:『ミシェル・フーコー』(講談社現代新書)など。上野 成利 教授 近代政治思想系譜論特殊講義ほか政治思想・社会思想史。ホルクハイマー、アドルノらフランクフルト学派にかんする思想史研究を基軸にしながら、「暴力」「自由」「公共性」等の鍵概念の社会哲学的な分析に取り組んでいます。著書:『思考のフロンティア 暴力』(岩波書店)など。鹿野 祐嗣 助教 近代社会思想系譜論特殊講義ほか現代フランス哲学・哲学史・精神分析理論。 当時の社会的・政治的状況を考慮しながら、ドゥルーズの哲学を中心に哲学史や精神分析理論を研究しています。著書:『ドゥルーズ『意味の論理学』の注釈と研究――出来事、運命愛、そして永久革命』(岩波書店)など。国民国家という政治原理であれ市場という経済原理であれ、あるいは小説という文学形式であれ遠近法という絵画技法であれ、西欧近代に由来するこれらの社会的・文化的な装置は、現代世界の基本的な枠組みをかたちづくってきました。ところが現在、この西欧近代の原理(モダニティ)は、グローバル化の進展ととともに根底から揺らいでいます。こうしたなかで求められているのは、あらためて「モダニティ」の意味を問いなおし、激動する世界のゆくえを的確に読み解くことだといえるでしょう。本コースでは、近現代の社会思想・経済思想・政治思想・科学思想・倫理思想など多岐にわたる言説群を丁寧に分析することをつうじて、アクチュアルな課題に応えうる足腰の強い思考力を養成することをめざしています。所属教員の紹介グローバル文化専攻・現代文化システム系モダニティ論コース

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