神戸大学大学院 国際文化学研究科 2024-2025
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研究科への招待国際交流CoursesnvitationQ&AI清水 保宏さん(博士後期課程2年)神戸大学国際文化学研究科博士前期課程修了研究テーマ:How reading aloud and shadowing affect Japanese EFL learners’ grammatical knowledge and processing九鬼 雅史さん(2023年度博士前期課程修了)研究テーマ:「高校生英語学習者によるアーギュメンタティブエッセイ̶全体的評価と言語的・意味的複雑性の関係̶」現在、香川県立高等学校英語科教諭Graduate School of Intercultural Studies|29 所属学生からのメッセージ高砂 千聡さん(博士前期課程2年)大阪女子大学(現大阪公立大学)学芸学部卒業研究テーマ:「CLIL授業のTASKにおける内容と言語の統合に関する考察」修了学生からのメッセージ山田 美咲さん(2013年度博士課程前期課程修了)研究テーマ :「日本語会話における中国人学習者のスピーチスタイルに関する一考察」現在、神戸野田高等学校国語科教諭外国語教育システム論コースとは、どのようなことを研究するコースでしょうか?外国語教育システム論とは、外国語教育の基盤となる基礎研究の知見について理解を深め、学際的な立場から新しい時代の外国語教育のあり方を探求しようとするコースです。外国語教育システム論コースでは、どのようなことが学べるのでしょうか?このコースでは、外国語教育のシステムを支える、言語学・心理言語学、外国文学、文化学について広く学びながら、外国語教育の研究を行ったり、実践力を身につけることができます。また、英語のみならず、ドイツ語、フランス語、中国語、日本語などの言語を専攻する院生にも対応しています。また、私は日本語のサブコースも履修していますが、コースを超えた科目の授業は視野を広げ新たな視点を与えてくれますし、研究科全体が留学生や様々なバックグラウンドを持つ院生と共に学べる場になっていることもよい刺激になっています。このような環境に身を置き研究に取り組めることをとてもうれしく思っていますから実践まで幅広い内容を身につけることができました。自身の研究では、誤用が多く、習得が困難とされている敬語に着目し、進めていきました。状況や相手によって使い分けが必要なスピーチスタイルを、中国人母語話者は実際にどのように用いているのか、調査をしていきました。参考となる論文を踏まえ、調査計画を立て、実行に移していく中で、指導教員の先生をはじめ、コース、および研究科の先生から多くのアドバイスをいただきました。その都度、改善していきながら研究に専念することができたのは、熱心な先生のサポートのお陰です。この二年間で、一つのことに深く向き合い、新しい視点で物事を考えることができるようになりました。この成果は私にとって大きな自信となり、今の生活にも繋がっています。この素晴らしい環境で、ぜひ、皆さんにも充実した学生生活を送ってほしいと思います。大学卒業後は、英語教員として大阪の公立高校や私立中高等学校に勤めておりました。そして教育現場で様々な英語指導法を経験する中で、CLIL(Content and Language Integrated Learning)という教授法に出会い、大変興味をもちました。それ以来、研究会等で勉強しながら勤務校でもCLILの実践を重ねておりましたが、やりがいを感じる一方で実践を通して見えてくる課題があり、面白いと思うことを追求したいとの思いから、大学院で学ぶことにしました。本コースの授業では、外国語教育についてあらためて、様々な理論に基づいて考えることができ、また得られた知見を現場でどう応用するかを考える実践的な学びができます。そして定期的に行われる集団指導では、自身の研究の進捗を発表し、指導教諭の先生をはじめコースの先生方から助言をいただくことができますし、常に相談に乗っていただける環境があり、とても有難く、忙しくも充実した学びの日々を過ごしています。大学学部時代に中国へ1年間留学し、日本語を勉強する多くの中国人学生と出会いました。お互いに母語を教えあう中で、日本語を上手く伝えることのできないもどかしさを感じ、大学院進学を決意しました。神戸大学国際文化学研究科では、言語学や教育学に関する基礎的な知識を学ぶことができるとともに、教育現場に直結する実践的な内容に取り組む授業も受講できることが魅力的です。私は、各国から神戸を訪れた留学生とグループで調べ学習をしたり、留学生の日本語の授業に入ってサポーターをしたりしました。その結果、基礎中学校・高等学校の英語教員志望ではないのですが、このコースには不向きでしょうか?このコースは、英語の教員養成のみを目的としたものではありません。たとえば、外国語教育への応用を考えながら、心理言語学や音声学の研究を行ったり、外国語習得を意識しながら、アメリカ文学、フランス文学を専門とするなど、幅広くかつ深く学ぶことができます。入学後は、コースが開講する授業しか履修できないのでしょうか ?外国語教育システム論コースに所属していても、他コースの授業を履修することが可能です。外国語教育システム論コースに開設されている授業科目を中心に、たとえば、外国語教育コンテンツ論コースが開講する授業科目を履修することができます。システム論コースでは、他のコースもそうかもしれませんが、前期課程においても後期課程においても指導教員の先生による丁寧で熱心な指導を継続的に受けつつ、自分が研究したいと志したテーマについて研究することができます。年3回の集団指導の折には、コース内の他の先生方からも多様な観点でのアドバイスをいただき、自分の研究をよりよい方向へ修正していきます。開講される講義や演習を通じても、先生方からインスピレーションを得たりや温かい激励を受けたりし、また、授業内外における院生同士のディスカッションにより互いに学び合ったり切磋琢磨したりすることが日常のこととなっています。カリキュラムにおいて最重要なのは研究であり論文作成であるため、在籍中の学生はみんな全力で研究活動に取り組んでいます。そして、1人1人が質の高い研究を行っていると感じます。そういった雰囲気と環境がまた、日々研究を進めていく上での原動力の1つになります。システム論コースは、言語教育に関わる研究をするには非常に恵まれた環境だと思います。門知識を深めたいと考え、本コースへの進学を決意しました。本コースでは心理言語学や第二言語習得理論など、外国語教育に関する学問分野を幅広く学ぶことが可能です。例え学部時代に学んでいない研究分野であっても、先生方に手厚くサポートしていただける環境が整っています。また、本コースには集団指導という研究の進捗を発表する機会が定期的に設けられており、自分の研究の課題や今後の構想について深く考えることができます。先生方だけでなく、同じコースの院生からも貴重なアドバイスをいただき、研究に関する新たな発見や様々な示唆を得ることができます。私自身、他大学からの進学で最初は不安を感じていましたが、指導教員の先生を始め、外国語教育領域に所属されている先生方からのきめ細やかな指導を受け、充実した院生生活を送ることができました。他大学から本コースへの進学に不安を感じている方もいらっしゃるかもしれませんが、安心して進学されることをお勧めします。私は高校の英語教員をしており、特に英語の文法習得に関心を持っています。文法はコミュニケーションの土台にあるべきものと考えていますが、従来から教えられている明示的な文法知識というより、それをダイナミックに活かし、自在に文法を操る統語処理の習得が重要だと考えています。そのような習得のために音読・シャドーイングが有効であるという自身の体験や信念に基づき、それを科学的に実証したいと考え、3年前に外国語教育システム論コースの扉を叩きました。入学以来、実験に実験を重ね、研究活動に邁進しています。私は大学4年次の教育実習の経験から外国語教育システム論コースでの研究に興味を持つようになりました。授業を通して理想と現実のギャップに直面することが何度かあり、中でもライティング指導について悩む時間が多くありました。実習を終えても「これからのライティング指導はどうあるべきなのか」という問いが心に残り続けました。そこで自分なりにライティング教育や英語でのライティング活動について調べてみると、第二言語ライティングという研究分野があることを知りました。大学院ではこの分野をご専門とされる先生の下で専Systems of Second Language Education

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