神戸大学大学院 国際文化学研究科 2024-2025
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34| 神戸大学大学院国際文化学研究科海外の大学と交換留学協定を結んでいます。 国際文化学研究科は海外の大学と協定を結び、学生の交換を行っています。協定による留学は、私費留学とは異なり、以下のようなメリットがあります。(1)授業料:留学先大学の授業料が免除されます(ただし、神戸大学に規(2)単位互換:留学先で取得した授業の単位について、審査を経て、本研(3)修業年限:留学中も神戸大学に在籍中と見なされるので、前期課程の場合は1年間(または半年)の留学期間を含めて最短2年で、後期課程の場合は最短3年で修了することができます。(1)の留学先の授業料免除は、当該国の大学制度や物価によりさまざまで、大きなメリットになる場合とならない場合がありますが、一般に欧米の大学は留学生から高額の授業料を徴収しており、授業料が免除されることは大きなメリットといえます。(2)及び(3)は協定による留学ならではの利点です。奨学金は日本学生支援機構、神戸大学独自の渡航費と滞在費の一部を補助する奨学金があります。 派遣学生の選考は、次の4点を基準に国際交流委員会が筆記試験及び面接で行っています。(1)研究目的・計画(2)言語能力(3)適性(4)文化交流。なお、英語圏に留学する場合は要求されているTOEFL又はIELTSのスコアをクリアしなければなりません。定の授業料を支払わなければなりません)。究科の単位として認定されうる制度があります。西原 三貴さん(博士前期課程感性コミュニケーションコース2年)神戸大学国際人間科学部卒業研究テーマ:言語習得「ナポリを見てから死ね」―この言葉につられ、イタリア語もままならない中、ナポリ東洋大学への1年の交換留学に応募しました。ナポリの良い点は、半ば勢いだけで訪れたこんな私をも包み込む懐の広さがあるところです。カオスと形容され、ともすれば敬遠されがちなナポリ。道端にトイレの便座が落ちているなど、確かにカオスなことも起きますが、それは同時に、街全体やそこに住む人々の柔軟性と寛容さを象徴しています。これは、実際にこの土地で生活したからこそ感じられたことです。加えて、学問的な面でも刺激ある日々を送っています。ナポリ東洋大学はその名の通り、東洋について学ぶ大学で、殊日本に関して素晴らしい教育環境が整っています。そのため、南イタリアを中心に、様々な土地から日本に興味のある優秀な学生達が集っています。意欲ある親切なイタリアの学生らと毎日話す中で、ありがたいことに私のイタリア語も上達しました。また、他の国から来た留学生と話す機会も多く、英語に関しても以前よりスムーズに使用できるようになりました。そして、年齢も生まれも異なるフレンドリーな人達と切磋琢磨する中で、語学面だけでなく、一般的な教養や専門分野に関する知見も広がりました。実際にこの土地で生活し、ナポリ東洋大学に留学したからこそ得られる貴重な経験をいただいています。Study-ABROAD Information留学案内

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