神戸大学 法学部案内 2025
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 法学部では、国際的・学際的な学びを支援するプログラムを多面的に実施しています。以下のような特色あるプログラムに参加することで、国境や分野の垣根を超えて、世界的な視野と分野横断的な思考力を育てることができます。 このほかにも、持続可能な開発(Sustainable Development)や数理・データサイエンスなどの分野で学部を超えたプログラムに参加することも可能です。 神戸大学では、法学部・経済学部との共同企画カリキュラムとして、「法経連携専門教育(エコノリーガル・スタディーズ=ELS)プログラム」を実施しています。今日の社会では、生成AIやデジタル・プラットフォーム、エネルギーのベストミックス、また、所有者不明土地への対応など、法と経済とが密接にかかわり合う問題が数多く発生するようになっており、その適切な解決のために、法学・経済学両方の知識と発想を備えた人材が求められています。社会からのそうした切実な要請に応じ、また、複雑 このプログラムは、神戸大学法学部が公益財団法人末延財団の寄附を受けて設置する寄附講座の枠組みで開設される教育プログラムです。このプログラムでは、国内法および国際法があいまってグローバル法を形成する現象について、比較法(異なる国や地域の法を相互に比較する研究手法)の観点からの教育を行います。プログラム参加者は、グローバル法を学ぶために必要な法律英語のトレーニングを受けるとともに、従来型の先進国間の二国間比較(日本法とアメリカ法、日本法とドイツ法など)にとどまらないグローバルな観点からの新しい比較法の視座を学ぶことができます。国境を越える法現象や政策課題(金融取引、情…その他38校な社会的課題に向かっていこうとする学生諸君の使命感に応えるために私たちが展開しているのが、法学と経済学の複眼的視点を備えた学生を育てようとするこのプログラムです。2019年度からは大学院課程にもこのプログラムが拡張されました。これは、法経連携という取組みが社会から強く期待されていることを物語っています。少人数クラス中心の多くの授業を用意しながら、我々は、法学・経済学の双方をきちんと勉強したいという意欲あふれる学生諸君を待っています。報移転、気候変動、移民や難民、資金洗浄、麻薬人身販売などの諸事象およびそれに対する法規制)について、グローバルな観点から俯瞰することのできる国際性や、日本法・外国法・グローバル法を相互に比較することのできる専門性を身につけることが目標です。 プログラム参加者は、指定された科目群の中から、外国人教員によって英語で開講される授業を含め、所定の単位数を取得することにより、プログラムの修了が認定され、デジタル証明書であるオープンバッジの発行を受けることができます。…その他30校99学生交流協定を結んでいる海外の大学全学協定ロンドン大学アジアアフリカ研究学院(英国)ライデン大学(オランダ)カレル大学(チェコ)清華大学(中国)国立台湾大学(台湾)西オーストラリア大学(オーストラリア) 法経連携専門教育プログラム末延財団グローバル比較法プログラム部局間協定ルーヴェン大学法学部(ベルギー)ベルリン経済法科大学(ドイツ)トゥール大学(フランス)復旦大学法学院(中国)国立台北大学(台湾)シドニー大学(オーストラリア)

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