神戸大学 経営学部 2025
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 神戸大学経営学部で経営学を学んだあなたには多様な進路が開かれています。もちろん、学んだ経営学を実践に活かすべく産業界に進むことができます。しかし、忘れてならないのが、経営学という学問自体の発展に携わることで、社会に 研究者になるには、高度な専門的トレーニングが必要です。それを提供するのが大学院です。神戸大学は、極めて充実した経営学の大学院をもつ、国内でも数少ない大学です。神戸大学大学院経営学研究科で研究し、その課程を修了した人達は、経営学・会計学・商学分野の研究者として全国の大学の教員になり、学界で指導的な役割を果たしています。 大学院の教育機関としての質は、教員自身が経営学の発展 神戸大学大学院経営学研究科で研究し、優れた研究成果をあげた人には経営学又は商学の博士号が与えられます。本大学院では戦後の新制大学に移行して以来、論文博士(経営学の発展に顕著な功績をあげた論文に対して与えられる博士号)と課程博士(原則として、大学院の課程で単位を修得し、総合学力試験に合格し、論文審査に合格した人に与えられるもので、一人前の研究者となっていることを示す博士号)を合わせ、経営学博士及び博士(経営学)を538人が、また商学 わが国の経営学の大学院教育は、長い間、研究者となることをめざすごく少数の学生のオ能と自己研鑽に頼ってきました。しかし、世界的レベルで経営学研究のフロンティアにたてる研究者を育てていくには、体系的でかつきめ細かな教育プログラムが不可欠となってきています。 神戸大学大学院経営学研究科では、前期課程の2年間において、研究に必要な基礎科目(9分野から選択)、研究手法に関する科目(3科目から選択)、各研究分野の専門的な内容に関わっていく道もあるということです。つまり、経営学の研究者としての道です。実は、神戸大学経営学部は日本の多くの大学で活躍する多数の経営学者を輩出している大学なのです。に直接携わっている優秀な研究者であるかどうかにかかっています。神戸大学経営学部・大学院経営学研究科には、日本トップレベルの研究者がそろっています。最先端の研究に基づく教育を通じ、経営学関連の学問分野の大学教員及び研究者を育成し、多数の人材を学界に送り出しているのが神戸大学大学院経営学研究科なのです。博士及び博土(商学)を158人が取得しています(2024年5月時点)。特に、経営学博土については国内で最も多くの学位を出している大学院です。他方で、経営の専門性が進んだ今日において、欧米では、経営学の修士号や博士号を持つトップマネジャーが少なくありません。日本においても、研究者のための道としての大学院だけではなく、経営者のための道としての大学院にもなりつつあります。関する科目を講義形式で重点的に履修しつつ、修士論文を執筆します。後期課程の3年間では、複数の指導教員による綿密な指導のもと、博士論文を執筆します。 その成果として、海外からの留学生を含め、既に512人の院生が課程博士を取得しています。課程博士は研究者としての体系的トレーニングの成果を証明するもので、課程博士を取得したこれらの研究者は、自信をもって世界の経営学研究のフロンティアに飛び込んでいくことができます。20進 路高度な専門的トレーニングのための体系的で細やかな教育プログラムを備えています

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