神戸大学理学部は、伝統的な学問体系を土台にした数学科、物理学科、化学科、生物学科、惑星学科の5学科で構成されており、自然科学のもっとも基礎的な分野の教育と研究を行っています。全学科合わせて178名(うち25名は第3年次編入学)の学生定員に対して教員数110名以上で、2学期・クォーター制のもと徹底した少人数教育を実践しています。 大学院理学研究科(博士課程)は数学専攻、物理学専攻、化学専攻、生物学専攻、惑星学専攻の5専攻で構成されており、さらに高度な内容を学び、研究を深めることができます。博士課程前期課程の修了者は修士(理学)の学位を取得し、高度な専門的知識を生かして民間企業や公務員などの職業に就いています。博士課程後期課程の修了者は博士(理学)、または博士(学術)の学位を取得し、多くが大学や研究所の教育研究職に就いています。 また、学内には理学部関連のさまざまな学内共同教育研究施設があり、最先端の研究を進めるとともに、理学部および理学研究科の教育にも携わっています。●理学部における教育研究上の目的 理学部は、自然科学の基礎である理学諸分野を探求することによって自然の理解を深め、社会の進歩に貢献することを教育研究上の目的とします。 各学科における人材の養成に関する目的、その他の教育研究上の目的は次のとおりです。■ 数学科 広い知識を授けるとともに、解析数理、構造数理、応用数理の教育研究を行い、教養並びに数学及びその応用に関する専門的な知識を身に付けた人材を養成することを目的とします。■ 物理学科 広い知識を授けるとともに、物質の構造及び機能を根本原理から理解するための教育研究を行い、教養及び物理学に関する専門的な知識を身に付けた人材を養成することを目的とします。●理学研究科における教育研究上の目的 理学研究科は、自然科学の基礎である理学諸分野を探究することによって自然認識の深化を図り、もって社会の知的基盤の形成に貢献するための教育研究を行います。 各専攻における人材の養成に関する目的、その他の教育研究上の目的は次のとおりです。■ 数学専攻 自然界及び社会現象における数理を探求し、広範な数理現象の解明を目指した教育研究を行うとともに、前期課程においては、数学を深く探究するための基礎となる能力又はこれに加えて関連する専門的職業を担うための能力を持つ人材を養成することを目的とし、後期課程においては、数学の各専門分野で自立して研究を行う能力及びその基礎となる豊かな学識又はこれに加えて高度の専門性を要する職業を担うための能力を持つ優れた人材を養成することを目的とします。■ 物理学専攻 宇宙から分子、原子及び素粒子に至る広い範囲にわたって、物質の構造及び機能を根本原理から理解することを目指した教育研究を行うとともに、前期課程においては、物理学を深く探究するための基礎となる能力又はこれに加えて関連する専門的職業を担うための能力を持つ人材を養成することを目的とし、後期課程においては、物理学の各専門分野で自立して研究を行う能力及びその基礎となる豊かな学識又はこれに加えて高度の専門性を要する職業を担うための能力を持つ優れた人材を養成することを目的とします。教育研究上の目的
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