2024学科紹介遺伝子検査学実習ウイルス検査学実習8検査技術科学専攻では何を学ぶか?近年の医学および医療の分野における技術革新と発展には、優れた臨床検査技術の開発・応用が大きく寄与してきました。病気の早期発見、診断及び治療や健康状態の把握に必要な臨床検査は、今やまさに医療の中核的役割を担う1つの分野として位置付けられ、チーム医療においても中心的な立場に立っています。検査技術がこのように高度になって役割を広げ、医学・医療の向上に寄与するための重要な責務を負うようになった現在、その人材を養成する大学においては、より高度な知識及び技術と研究開発能力を獲得させる教育が必要です。検査技術科学専攻では、医療の重要な一角を占める臨床検査のプロフェッショナルを養成すべく、4年間の教育で臨床検査技師の国家資格を取得するために必要な履修をします。加えて、広く社会で指導的立場に立つ人材、研究職につく人材や国際的に活躍する人材の養成をも視野に入れて、生命科学や健康科学における幅広く学際的な教養や深い倫理性が身につくように、バランスのとれた教育カリキュラムを構成しています。また、必要な単位を取得すれば、健康食品管理士認定試験の受験資格を得ることもできます。卒業後の進路について検査技術科学専攻を卒業すると臨床検査技師国家試験の受験資格が得られます。卒業後すぐに就職する者はもちろん、大学院に進学する者も最終的には、臨床検査技師の国家資格を活用した進路を選んでいます。近年、本専攻では学部卒業後も大学院に進学し、修士号を取得してから就職する者も多くなっています。大学院に進学する場合、2年間で修士号を取得して就職する他に、さらに学問を深めたい者は3年間の博士課程に進学して博士号を取得することが可能です。成績優秀者には飛び級制度もあります。就職については、幸い本学の卒業生はこれまで高く評価されており、病院就職希望者のほぼ全員が、近畿のみならず全国の中核病院に就職しています。また、検査センター、医療機器、試薬開発、治験関連などの企業に就職する者も少なくありません。大学教員、国公私立研究機関などの教育・研究職者も輩出しています。検査技術科学専攻専攻構成
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