2024学科紹介基礎作業療法学実習(陶芸)12急性期医療から地域医療、保健、福祉に貢献できるよう、運動学的・生理学的・精神医学的・社会学的な研究を背景とした基礎作業療法学教育と、障害を分析し援助方法を探究する研究や臨床での実践を背景とした臨床的教育が系統的に準備されています。したがって、作業療法の対象となる人たちのあらゆるニーズに対応できる能力を高めることができます。最終段階の臨床実習では病院など実際の医療現場で患者さんを担当し、現場の先輩作業療法士から指導を受けて、作業療法を試行しながら実力をつけます。身体障害生活技術論実習(自助具の作成)作業療法とは作業療法は、身体や精神に障害のある人たち(子供から高齢者まで)に対して行われるリハビリテーションサービスの一分野です。略してOT(OccupationalTherapy)と呼ばれています。作業療法は手工芸だけでなく、日常生活における諸動作(たとえば食事や更衣動作など)や仕事・遊びなど、人間に関わるすべての諸動作(作業活動)を利用します。これらの作業活動によって、対象者の持っている望ましい身体機能や精神反応を引き出し、再び元の社会生活に適応できるよう援助します。悪いところを治すだけではなく、良いところを伸ばすという両面にアプローチする視点を持ち合わせています。作業療法学専攻で学ぶこと神戸大学全学共通授業にて個人の教養を高め、基礎科目でまず基礎医学と臨床医学を学び、人間についての理解を深めます。それと並行し、徐々にリハビリテーション医療や作業療法の基本的な理論・技術と心理学的援助に重点をおき、専門基礎科目において作業の種類や特徴・実施方法を学びます。専門科目(身体・精神・発達障害作業療法学)では、作業療法の臨床現場で遭遇する身体障害・精神障害・神経機能障害・発達障害・内部障害などの臨床的作業療法に重きをおき、様々な障害に応じた作業療法の知識や技術を学びます。作業療法学専攻専攻構成
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