http://www.cx.kobe-u.ac.jp27物質創成化学:無機材料創製の反応場となる溶液内の化学平衡論をベースとし、異相共存場効果の解明と応用、金属超微粒子の合成とその機能発現、ソフト溶液プロセスによる金属酸化物薄膜・高次構造体の合成と物性に関して無機材料化学や電気化学の観点から研究を進める。また、新規有機化合物の合成・反応・構造、有機理論計算・反応機構に関する基礎研究や、新型の医薬・農薬の開発を目指した生物活性物質の設計・合成・活性評価、新規機能性ヘテロ環化合物の開発等に関する応用研究を行う。物質制御化学:新素材の構造と機能を平衡論、電子遷移、構造解析など物理化学の観点から関連づけ、分子ナノテクノロジーの基礎的研究と結晶成長や配向構造を制御した新規デバイスの開発を目指した研究にとりくむ。また、高分子材料の微細構造と力学物性・表面物性・熱物性に関する研究を行う。材料の構造と物性の相関を明らかにし、高機能化・高性能化された高分子材料、高分子複合材料の新規創製を行い、次世代材料の開発をめざす。物質機能化学:高分子や微粒子分散系などに代表されるソフトマターについて不均一・局所場での材料創製に関する研究を行う。さらに、生体に接するバイオマテリアルの分子設計・合成から細胞を用いた機能評価までを行い、化学の立場から明らかにするなど、物質の機能化についての基礎的・応用的研究を行う。反応・分離工学:種々の化学工業プロセスのみならず、環境・エネルギー問題を解決する上で重要な触媒に関する基礎・応用研究を行う。特に省資源・省エネルギーの観点から選択的な酸化・還元触媒の開発やクリーンで無尽蔵な光エネルギーの利用を目指した光触媒の開発を行う。また、水資源確保、大気環境保全、水素エネルギーの効率的利用といった環境・エネルギー分野への貢献をめざして、分離機能膜などの新規な材料について、素材の創製から微細構造制御法の確立、さらにプロセスの構築にいたる研究を行う。(先端膜工学研究センター)プロセス工学:流動、伝熱、物質移動を取り扱う移動現象論を基礎として、化学プロセスに現れる複雑な現象の解明とモデル化、取り扱う流体の諸物性に対する温度・圧力効果の解明、非ニュートン流体やサスペンジョン等の複雑流体のレオロジーについて研究を行う。そして、地球環境との調和を実現する新しいプロセスの開発、生産プロセスの計画設計および運転制御のための基礎的方法論構築、省エネルギー型空調システムや機能性薄膜の塗工プロセスの構築を行う。生物化学工学:遺伝子組換えなどの技術を用いて生物機能を高度化することにより、高効率のバイオリアクターによる有用物質の生産、環境・エネルギー問題に対応できる新しいバイオプロセスの構築などの研究を行う。また、生物機能を利用した効率的かつ高度なバイオ生産・分離プロセスの開発を目指して、微生物や培養細胞を利用した有用物質生産・環境修復、およびバイオ分子間特異的認識による高純度精製・高感度検出法などの研究を行う。(先端バイオ工学研究センター)局所場反応・物性解析学(連携講座)多成分・多相構造を有する各種機能性材料の 局所領域における反応、物性の解析及びそれらの基礎データを基にした機能性材料設計に 関する教育研究化学エネルギー変換プロセス学(連携講座)化学エネルギーを効果的に有用なエネルギーに変換するプロセス、システム材料の開発に関する教育研究ケミカル・バイオセンシング(連携講座)生体関連材料のケミカル・バイオシグナルを計測分野に応用するために必要な基盤研究・応用研究生物機能工学(連携講座)内因性伝達物質による生体内反応や二次代謝物質の機能ネットワークの解明、多次元的生体機能、生物多様性の産業への活用製剤設計生産工学(連携講座)医薬品の開発製造に必須の「製剤設計工学」「製剤プロセス工学」を通して、経口および非経口(無菌)製剤についての先端研究環境エネルギー材料学講座(連携講座)環境エネルギー材料学講座では持続可能型社会の実現を目標として、原子力科学、原子力利用に資する物質・材料科学研究を推進する視点から、環境・エネルギー問題に貢献できる研究に取り組む。応用化学においては6つの教育研究分野、6つの連携講座からなる教育研究分野がある。それぞれの分野の学術的な深化と社会への還元を目指した多くの研究成果を挙げている。応用化学研究トピックス物質化学講座化学工学講座TOPICS
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