Faculty of Engineering / Graduate School of Engineering / Kobe University35<災害に強い、しなやかな社会の創造をめざして>災害に対して回復力、復元力(レジリエンス)を発揮できるしなやかな都市は同時に住みやすい都市(リバブルシティ)でなければなりません。こうした社会環境を実現していくためには、都市空間を形成する物的環境のみならず、人々の行動や規範、制度なども含めた統合的な視野に立ち、学術的な知見や研究成果を実装していく「デザイン」が求められます。神戸大学において培われ、蓄積されてきた減災社会実現のための様々な知見を、「デザイン」を通して社会実装していく手法の開発を行っていくための研究拠点として、国内外の機関と相互補完し、国際的な視野で安全・安心な世界の実現へ向けたネットワークを構築します。同時にCResDは神戸大学の機能強化プロジェクトの一つ「未来世紀都市学」研究ユニットに参画し、文理融合の更なる進化に取り組みます。建築計画、都市計画、環境やエネルギーのマネジメント、工業デザインなどを包含し、専攻横断的にあらゆる方面のマルチスケールなグラフィクスリテラシーにおける審美的な考察も含めた基礎学と先端知識についての先進的教育と、実践としての研究を推進するとともに、関連研究および教育実践の成果を広く対外的に発信するセンターです。真に価値あるモノには単に機能性ばかりでなく審美的な視点での価値が付与されていることを歴史が示しています。これを踏まえ、美学や図形科学など意匠の基礎となるさまざまな基礎学をもとに統合的に研究し、教育に反映しつつ、高い機能性を追求するための科学的視点と審美的な価値観を併せ持つ人材の育成に寄与します。描画都市計画工業デザイン3Dプリンター3Dスキャナー測定投象造形環境マネジメント建築計画CAD・CG減災デザインセンター(Center for Resilient Design (CResD))グラフィクスリテラシー教育研究センター(Graphics Literacy Education and Research Center)
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