S・RさんK・Kさん「志」3期生 農学研究科博士課程前期課程1年「志」5期生 農学部食料環境システム学科 生産環境工学コース3年 私が「志」 特別選抜を受験しようと考えたきっかけは、受験機会が1回増えるためという軽い気持ちでした。しかし、志望理由を考えていくうちに、ぼんやりしていた自分の思いがより明確になりました。合格してからのスクーリングでは、同じ志を持つ仲間との出会いや、探究活動の発表もあり、大変有意義な時間を過ごすことができました。 農学部に入学してからは、今までしてこなかった新しいことにたくさん挑戦するようにしています。例えば、私は自分の志である農村の環境保全に少しでも携わりたいため、農業ボランティアのサークルに所属し、耕作放棄地の再生や農村地域の振興に向けて取り組んでいます。これは自分の専門分野とも深く関わりがあるため、面白さとやりがいを持っています。 さらに、2年生では自分の知見・視野を広げるために海外留学に挑戦しました。この留学を通して色々な人たちと関わることができ、とてもいい刺激を受けました。また、自分の価値観も大きく変わったとともに、世界の農村にも関心を持つ大きなきっかけにもなりました。3年生になると再び海外へ行き、海外の農村の現状をこの目で見て確かめたいです。このように、大学での活動を通して自分の志は高校生の時と比べてはるかに大きなものになりました。 「志」特別選抜の魅力は、評定や自分が今までしてきた活動など、学力以外の部分もしっかり評価してくれる入試であることです。また、自分の志を共有できる仲間の存在も大きいです。私自身も、スクーリングなどで出会った仲間とは今でも繋がりがあります。 受験するか迷っているのであれば、是非受験してみてください!きっと世界が変わると思います。 ※農学部主催の海外派遣プログラムに参加、フィリピン大学ロスバニョス校にて生きた英語と異文 化を学びました(3週間滞在)※S・Rさんは、全国大学ビブリオバトル2023(第14回全国大学ビブリオバトル~ 首都決戦~)で優勝しました。右のQRコードからご確認いただけます。 「全国大学ビブリオバトル2023」での優勝を通じて、私は自身のプレゼンテーション能力と本の魅力を引き出す力を高めることができました。ビブリオバトルは、参加者が5分間で本を紹介するというシンプルなルールで行われます。ただし原稿やパワーポイントの使用が禁止される大会です。ここで問われるのは純粋なプレゼンテーション能力と同時に、聴衆の心を掴み、引きつける力です。この短い時間内にどれだけ魅力的な話を届けられるかが、ビブリオバトルの真髄だと感じています。 私は現在大学4年生で、専門は「植物遺伝学」です。研究室では主に小麦の遺伝子に焦点を当て、その進化の歴史や遺伝的変化について研究しています。小麦が現在の形に至るまでの進化過程は非常に興味深く、様々な遺伝的変化や交配、雑種形成が繰り返し行われてきました。私たちの研究室では、具体的に何が起こり、どのようなメカニズムで遺伝子の変化が引き起こされたのかを詳細に解明しています。 この研究を通じて、食用小麦がどのような進化を遂げ、我々が日常的に摂取しているものになるまでの複雑なプロセスを理解しました。これは科学の不思議な一面であり、同時に私たちが食べ物に対して持つ理解を深めることができる重要なテーマです。今後も、入試で培った探究心と知的好奇心を胸に、日々精進していきます。新たな知識を得ることで、社会に貢献する一翼を担うことができると信じています。。験しようと思った動機、志を持って何事にも挑戦をービブリオバトルの優勝と今後の研究活動無限に広がる私の「志」
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