「文部科学省日本語教師養成・研修推進拠点整備事業(近畿ブロック)」ウェブサイトhttps://language.sakura.ne.jp/kjlpt/index.html「日本語教師養成サブコース」ウェブサイトhttps://language.sakura.ne.jp/scweb/index.htmlサブコースの修了に必要な科目(2025 年度入学の場合)必修科目(講義 8 科目 + 実習 1 科目)1. 第二言語習得論(田中)2. 日本語教育方法論(齊藤)3. 日本語教育応用論(川上)4. 言語コミュニケーション論演習(川上)5. 外国語教育コンテンツ論演習(石川)6. 外国語教育内容論Ⅱ(石川)7. 言語行動科学論(林)8. レトリカルコミュニケーション論(小松原)0. 日本語教育実践演習(齋藤・川上)神戸大学「日本語教師養成サブコース」とは?神戸大学大学院国際文化学研究科「日本語教師養成サブコース」は、国の審査を経た登録日本語教員養成機関および登録実践研修機関が設置する課程であり、神戸大において、登録日本語教員資格を目指せる全学で唯一のコースです。国際文化学研究科の正規の大学院生であれば、所属する専攻・コースにかかわらず、だれでも参加申請することができます。本サブコースは、学生が自身の専門にプラスして学ぶ副専攻相当のプログラムとして位置付けられており、1学年定員 12 名を超えない人数であれば、希望すれば原則として全員が受け入れられます(※希望者多数の場合は、キャリアパスや専門分野をふまえた選考が行われます)。本サブコースは、2015 年度に設置されました。開設以来の修了者数は 80 名を超えており、海外や国内の大学で日本語を教える教員や研究者、国内日本語学校の日本語教師、また、日本語教育スキルをもった中高教員や団体職員等を多数輩出しています。「日本語教師養成サブコース」の履修要件は?サブコースの修了には、(1) 必修科目8科目(16 単位)、(2)12 科目の中から各自が選んだ選択科目5科目(10 単位)、(3) 実習科目1科目(2単位)のすべてに合格することが必要です。選択科目(12 科目中から 5 科目選択)1. 社会人類学(大石)2. 越境社会文化論(辛島)3. 言語慣用類型論(石田)4. コミュニケーション認知論(松本)5. 言語対照基礎論(髙橋)6. 外国語教育工学論(柏木)7. 言語対照応用論Ⅰ(芹澤)8. 越境文化論演習(辛島)9. 言語コミュニケーション論演習(田中)10. 言語コミュニケーション論演習(小松原)11. 感性コミュニケーション論演習(松本)12. 感性コミュニケーション論演習(林)日本語教師のニーズの高まり外国人就労者数の急激な増加という背景もあって、国内における日本語教育のニーズは増大しており、優秀な日本語教師の養成と確保は国策として進められています。また、日本社会の各層において国際化がますます進展する中で、日本語教師のみならず、日本語教育の知見とスキルをもった研究者(言語学、言語教育学等)、学校教員(国語・英語等)、行政職員、企業社員等に対するニーズはこれからさらに大きくなると予想されています。日本語教師になるには?2024 年度より、国の新制度が始まり、国内の認定日本語学校で教えるには、「登録日本語教員」という新しい国家資格の取得が必須になりました。新制度では、日本語教員と日本語学校のそれぞれに厳格な登録基準を設けることで、日本語教育の質を上げることが目指されています。登録日本語教員になるには?通常は、<指定された内容の学修>→<基礎試験合格>→<応用試験合格>→<実習>という 4 ステップが必要です。一方、国の審査を経た「登録日本語教員養成機関」において実習を含む全課程を終了した者は、上記のうち、応用試験受験以外の全ステップが免除されます。Japanese Language Teacher Training Program36 | 神戸大学大学院国際文化学研究科日本語教師養成サブコース
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