神戸大学大学院 国際文化学研究科 2025-2026
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日本語サブコース・海外留学コース紹介研究科への招待Courses研究・教育サポートInvitation(左)梅屋研究科長 (中央)ディヴァイン・フー・ケープタウン大学 HUMA 所長(右)ACC 顧問・フランシス・B・ニャムンジョ教授移住移民のワークショップの様子2023 年 3 月には本研究科の桜井徹教授がストックホルム大学のマウロ・ザンボーニ教授とともに移民研究の成果を英語の編著として刊行しました移住・移民研究センター2023 年度、移住・移民研究センターはドルノシェク・ゾルコ・シュペラ特命講師を Promis 専属の研究者として迎え、センターの英語名を Kobe Migration Research Center(KoMiReC) に改称して新たなスタートを切りました。移住・移民研究に関する新たなセミナーシリーズも開始。2023 年 10 月 27 日には初回のキックオフセミナーである Embarking on Interdisciplinary Migration Research を開催しました。フランス国立科学研究センターならびにパリ政治学院のエレン・ルバイ教授を連携フェローに委嘱。2024 年 2 月 9 日にはセミナー 「移民・セックスワーク・人身取引――二極化された研究分野における再帰性と方法論」を実施しました。地域連携センター国際的な観光地域づくりに関する研究を近年の重点課題としている地域連携センターは、インテックス大阪で開催されたツーリズム EXPO ジャパン 2023 に SDGs 推進室と連携し、神戸大学の主管部局としてブース出展を実施。一般社団法人南丹市美山観光まちづくり協会ならびに関西エアポート株式会社と会場内イベントを企画しました。2022 年度の姫路市との地域連携協定(部局協定)締結に引き続き、2023 年度には北海道ニセコ町との包括的な地域連携協定の締結ならびに一般社団法人サステナブル・コーディネーター協会との産学連携協定の締結を進め、県内外の自治体や諸団体と協働して取組みを進めています。2024 年 3 月 23 日~ 24日には、国際文化学研究科(Promis 地域連携センター)、国連世界観光機関(UN Tourism)駐日事務所、独立行政法人国際協力機構(JICA)、南丹市美山観光まちづくり協会の 4 者共催による「次世代観光リーダー育成に向けたワークショップ」を美山で開催しました。アフリカン・コンヴィヴィアリティ・センター(ACC)国際文化学研究科では 2024 年、サハラ以南のアフリカ大陸初の協定校としてウガンダのマケレレ大学と学術交流協定を締結しました。アフリカン・コンヴィヴィアリティ・センター(ACC)は、ケープタウン大学のフランシス・B・ニャムンジョ教授をセンター顧問に迎え、2025 年度から活動を開始していきます。研究開発部門研究開発部門では、国際文化学研究科所属の教員、あるいは Promis学術研究員や協力研究員が中心となって企画するセミナーの開催や広報をサポートするほか、Promis が公募する研究プロジェクト等の選定、修士論文・修了研究レポートの収蔵管理をおこなっています。また、神戸大学学術研究推進室(URA)と連携して、科学研究費助成事業をはじめとする外部資金申請のための支援をしています。一例として、2024 年度の研究プロジェクトは以下の通りです(肩書は 2024 年度現在)。◦ 越境の文学実践:接触領域としての翻訳を考える(代表:鋤柄史子学術研究員)◦ J-LEAGUE のクラブチームに関わるサポーターまたは経営者に関する調査(代表:ラズグイ・ヨーズリ学術研究員)◦ 『鬼滅の刃』アダプテーション作品における超越的身体表現の特性(代表:植朗子学術研究員)◦ 阪神間モダニズムにおける身体文化の表象(代表:大谷晋平学術研究員)◦ 宝塚歌劇における「女同士の絆」の意識の再編:パワーハラスメントなどの問題をめぐって(代表:張嘉慧学術研究員)◦ バスケットボールのカルチュラル・スタディーズの確立に関する実証的研究(代表:余 玟欣学術研究員)国際交流部門国際交流部門では、国際文化学研究科と緊密に連携をとりつつ、海外の研究機関と学術協定締結をおこなっています。これまでに、メキシコ社会人類学高等研究所(メキシコ)、マヒドン大学人口社会研究所(タイ)、アムステルダム自由大学社会学部/社会学研究科(オランダ)と協定を締結し、国際ワークショップ・シンポジウムの開催や研究者間交流を進めています。重点研究部門重点研究部門では 2022 年度から、大学共同利用機関法人人間文化研究機構のネットワーク型基幹研究プロジェクトである「グローバル地域研究推進事業」を推進しています。学術研究員各年度、国際文化学研究科博士課程後期課程で学位を取得した者等のなかから若干名を学術研究員に採用しています。学術研究員には研究者番号が付与され、Promis にて各種の研究プロジェクト等に従事するとともに、事務補佐員とともに Promis 事務局を構成し、国際文化学研究推進インスティテュートの管理運営を担っています。Graduate School of Intercultural Studies | 41

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