神戸大学大学院 国際文化学研究科 2025-2026
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ヤゲウォ大学内に置かれている神戸大学ポーランド拠点海外拠点設置の覚書に署名するグレッチェン・ナイスラー副学長(左)と梅屋潔国際文化学研究科長(右)神戸大学 / バベシュ・ボヨイ大学国際協力センター内部2025 年 3 月、同大学の政治行政コミュニケーション学部副学部長のニコラエ・ウルス氏ら一行が来学し、拠点アドバイザーである辛島理人准教授らと意見交換をするとともに、国際文化学研究科の村尾元教授の案内で、一行はシステム情報学研究科と、2023 年に神戸市中央区の神戸商工貿易センタービルに開設された Microsoft AI Co-Innovation Lab Kobe を見学。高等教育機関における DX 推進について関係者と議論を交わしました。神戸大学テネシー拠点Kobe University Tennessee Office(拠点アドバイザー 井上 弘貴)2024 年 8 月、国際文化学研究科はテネシー大学と相互に海外拠点を置くことに合意する覚書を取り交わしました。同研究科でおこなわれた調印式には、テネシー大学のタイヴィ・スモール副学長、グレッチェン・ナイスラー副学長、アジアエンゲージメントオフィス長のレイチェル・リュー氏が来日して参加しました。2024 年 10 月には、国際連携推進機構アメリカ部門長を務める国際文化学研究科の田中順子教授と、拠点アドバイザーである井上弘貴教授が、在ナッシュビル日本国総領事館とテネシー大学ノックスビル校を訪問。当地の日系企業を含む日米の関係者と会合の機会をもちました。現在、オンラインでのミーティングを重ね、双方の海外拠点の今後の利活用について検討を進めています。海外拠点協力研究員各年度、国際文化学研究科博士課程後期課程で学位を取得した者を協力研究員に委嘱しています。協力研究員には研究者番号が付与されるほか、Promis が公募する研究プロジェクト等に研究代表者として応募することができます。海外大学院に在籍する若手研究者が Promis で研究に従事するための客員協力研究員の制度もあります。連携フェロー国際文化学研究科ないしは国際人間科学部に過去に在籍した教員、あるいは国際文化学研究科博士課程後期課程で学位を取得し、他大学にて専任教員の職を得た者等を中心に連携フェローに委嘱しています。連携フェローは、Promis が推進する各種の研究プロジェクトの研究分担者や研究協力者として、Promis の国内外の研究ネットワークの一翼を担っています。2024 年 6 月から、国 際 文 化 学 研 究 科が部局 管 理 する海 外 拠 点はPromis のもとに置かれることになりました。2025 年 4 月現在、海外拠点は以下の 3 つです。神戸大学ポーランド拠点Kobe University Liaison Office in Kraków(拠点アドバイザー 衣笠 太朗)神戸大学全学協定校のひとつであるポーランドのヤゲウォ大学に置かれている海外拠点です。2015 年 10 月にヤゲウォ大学比較文明研究所内に開設され、2023 年 2 月に人文学研究科と国際文化学研究科の共同管理に移管されました(国際文化学研究科が主管部局)。2024 年 11 月、ヤゲウォ大学国際部部長のイザベラ・ザヴィスカ氏が来学し、本学教職員と交流しました。2025 年 2 月下旬から 3 月はじめにかけて、拠点アドバイザーである衣笠太朗講師がヤゲウォ大学を訪問。同大学の副学長であるヤロスラフ・グルニャク氏、国際関係・政治学部学部長のピョートル・バヨール氏らと意見交換を行いました。Promis では現在、神戸大学ポーランド拠点を活用した日本ウィーク開催の可能性を検討しています。神戸大学 / バベシュ・ボヨイ大学国際協力センターKobe University and Babes-Bolyai University International Collaboration Centre(拠点アドバイザー 辛島 理人)2018 年 5 月、神戸大学とバベシュ・ボヨイ大学とのあいだでセンター設置の MOU が締結され、2023 年 2 月、神戸大学ポーランド拠点とともに国際文化学研究科の管理に移管されました。2024 年 7 月には、ロマニ語の研究で知られるバベシュ・ボヨイ大学日本文化センター所長の角悠介氏を Promis 連携フェローに委嘱。相互交流の基盤を整えてきました。42 | 神戸大学大学院国際文化学研究科

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