海外ダブルディグリー・プログラムエコノリーガル大学院プログラム5年一貫経済学国際教育プログラム International Five-year Economics Education Program at Kobe (IFEEK) 総合コースで高度専門職業人を目指す場合,博士課程前期課程2年間のみのカリキュラムとなります。学生は所定の単位を修得し,修士論文の審査に合格すれば修士(経済学)の学位が与えられます。 神戸大学経済学部・経済学研究科では,学士もしくは修士の学位を協定校と本学の両方から取得できるダブルディグリー・プログラムを実施し,国際連携による教育を進めています。現在,武漢大学,北京外国語大学(中国),貿易大学(ベトナム)、ルーヴェン大学(ベルギー)と協定を締結しています。貿易大学とルーヴェン大学からは学部生の受入れ,武漢大学からは学部および大学院の大学院生の受入れ,北京外国語大学からは大学院生の受入れを行っています。また,今後は積極的に他の大学とも新たなダブルディグリー・プログラムを実施し,国際的な学術交流を拡大していく予定です。 エコノリーガル大学院プログラムは,2019 年 10 月に学際教育センターのプログラムとして設立されました。2010年に始まった学部生対象の教育プログラム「法経連携専門教育プログラム」の経験をもとに,新たに大学院生対象のプログラムとして発展したものです。法学・経済学両研究科の教員によるインテンシヴな指導体制の下に,法学と経済学の複眼的な研究能力を備えたグローバル人材の養成を目的とします。プログラム生は「エコノリーガル概論」,「ELSセミナー」等の科目を履修し,マレーシア国民大学や上海交通大学など海外で英語による研究報告を行い,複眼的研究論文を執筆します。前期課程では法経の学生に限られますが,後期課程では法経以外の学生も参加可能です。定員は各学年4名程度です。 IFEEK は神戸大学と海外協定大学での学びを組み合わせて,英語で経済学を使いこなす力を身につけるための特別教育プログラムです。このプログラムでは専門性としての経済学の知識,そして専門性を生かすための国際性を重視し,日本語と英語の両方を用いた教育を行います。大学院では英語による専門科目を中心に履修します。また,留学先で得た知見を生かして修士論文の研究を行います。卒業論文から留学を経て修士論文まで一貫した指導を受けることにより,短期間でも世界標準に達することを想定しています。なお IFEEK プログラムは学部からスタートするため,大学院から入ることはできません。(詳細は8ページ参照)3つの特別プログラム高度専門職業人の育成
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