神戸大学 理学部・大学院理学研究科 2025
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博士課程後期課程博士課程前期課程ヘリウム液化機からのヘリウムの汲み出し□は全専攻共通授業科目低温物性物理学電子物性物理学低温物性物理学極限物性物理学極限物性物理学電子物性物理学低温物性物理学教育の特色  — 物理学専攻 — — 物理学専攻 — 全ての大学院生は、講義の受講の他に、入学時から下記いずれかの研究分野に属して教員の指導のもとに研究を行います。修士課程では、第 1 学年では講義の受講を通して幅広い物理学の基礎知識を身につけるとともに、各人について定めたテーマに対する研究を始めます。例えば、輪講などを通して基礎物理に対する理解をさらに深めたり、実験分野では実験技術の取得をするなどして、研究の準備を進めます。大学院生第 2 学年では、これら研究テーマについて修士論文に向けての研究に全力を挙げて取り組みます。博士課程では、それぞれが修士課程で身につけた知識とスキルをもとに、テーマを自ら設定して研究を深め、自立した研究者を目指します。 物理学の目標である宇宙から物質の構造、素粒子に至る広いスケールでの物質の理解は、20 世紀最大の人類の知的所産である量子力学を中心として発展し、今日までの高度に進化した科学技術文明を生み出す原動力となってきました。物理学専攻では、その根幹となる、物質の根源を追求する素粒子物理学と、物質の様々な形態と性質を研究する物性物理学の 2 つを教育および研究の柱としています。 当専攻のカリキュラムは、この 2 分野に関連した講義の中からそれぞれの専門分野に応じて系統的に受講することにより、物理学の基本に関わる知識から、高度な先端的研究にも対処できる柔軟な知識を得ることができるように組まれています。また、特に実験関連の分野では、学内に整備された実験施設はもとより、加速器や大型実験施設を持つ国内外の研究機関との共同研究を積極的に進めており、大学院生もそれらに参加して現代の物理学の最先端に接することができます。これらを通して、物理学的な素養を持つ高度職業専門人、さらには優れた研究能力を持つ研究者や大学教員の養成を目指した教育研究を行います。(2025 年 6 月 1 日現在、*は兼務教員)各講座の教員と教育研究分野理論物理学講座粒子物理学講座物性物理学講座 先端融合科学特論A(物理学)□先端融合科学特論B(理学) 物性論Ⅰ 高エネルギー物理学Ⅰ 理論物理学Ⅰ 電子物性学 低温物性学 物性論Ⅱa, Ⅱb 物性論Ⅲa, Ⅲb 高エネルギー物理学Ⅱa, Ⅱb 高エネルギー物理学Ⅲa, Ⅲb極限物性学素粒子実験学Ⅰ素粒子実験学Ⅱ素粒子実験学Ⅲ素粒子実験学Ⅳ素粒子理論Ⅰ素粒子理論Ⅱ素粒子理論Ⅲ宇宙論Ⅰ宇宙論Ⅱ理論物理学Ⅱa, Ⅱb理論物理学Ⅲa, Ⅲb特別講義特定研究量子物性Ⅰ量子物性Ⅱ科学英語1(物理学)科学英語2(物理学)特別講義論文講究Ⅰ論文講究Ⅱ特定研究Ⅰ特定研究Ⅱ 教授早田次郎伏屋雄紀 准教授久保木一浩西野友年神野隆介 助教伊藤飛鳥 特命助教 山田暉馨山口皓史素粒子宇宙理論 教授量子物性論物性理論物性理論 准教授素粒子宇宙理論素粒子宇宙理論 講師量子物性論量子物性論 特命助教 東野 聡藏重久弥粒子物理学竹内康雄粒子物理学山﨑祐司粒子物理学身内賢太朗粒子物理学前田順平粒子物理学鈴木 州粒子物理学伊藤博士粒子物理学粒子物理学 教授藤 秀樹菅原 仁小手川恒 准教授大久保晋*大道英二松岡英一 助教日比野瑠央

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