照射前照射5分後野外で飛翔中のセイヨウミツバチと屋内での飛翔実験(左上)、クロヤマアリ頭部のマイクロ CT 画像(左下)、線虫の神経細胞の蛍光イメージング画像(右)研究材料のゼニゴケ(左上)、シロイヌナズナの地上部(右上)と根の先端の切片像(左下:特定の組織を蛍光タンパク質で可視化している)、マルバツユクサの葉の気孔(右下)左から、分裂酵母細胞とその液胞膜、分裂酵母細胞のアクチンと核、マウス大脳皮質の神経細胞、異なる波長の光によってオン・オフできる「二状態安定型」オプシン緑色蛍光タンパク質を融合した DNA 損傷修復タンパク質 XPC を安定発現する細胞に対して、細胞核の任意の領域にレーザーを照射して紫外線誘発 DNA 損傷を誘導すると、DNA 損傷を修復するために XPC が集まってくる過程を可視化することができます。ゼブラフィッシュ(左上)、ニワトリ胚(右上)、ツメガエル胚(下)ツール(塚本)に ついての研究を行っています。担当教員:井上邦夫、越智陽城、松花沙織 小型魚類における生殖細胞の形成分化機構や RNA- タンパク質顆粒の機能(井上)、ニワトリ胚における神経堤細胞の運命決定機構(松花)、小型魚類の体色・模様を生む色素細胞の分化機構(松 花・ 井 上)、 両 生類と小型魚類を用いた組織再生における遺伝子発現制御機構とその進化メカニズム(越智)について、発生生物学、遺伝学、分子生物学のさまざまな解析手法を駆使して研究を行っています。担当教員:菅澤 薫、横井雅幸、酒井 恒、日下部将之 ゲノム DNA は生体内で発生する代謝産物や種々の環境因子によって絶えず損傷を受けており、これが癌をはじめとする様々な疾患の原因となる一方、進化の原動力にもなることがわかっています。本教育研究分野は、DNA 損傷の発生を感知して修復する分子メカニズムとクロマチン構造を介した DNA 修復の高次制御機構(菅澤・日下部)、損傷ストレスによる DNA 複製反応の停止を回避する機構(横井)、DNA 鎖間架橋損傷に対する細胞内シグナル伝達経路(酒井)に焦点をあて、生化学、分子生物学、細胞生物学など、様々な手法を用いて研究を進めています。研究内容担当教員:青沼仁志、佐倉 緑、武石明佳 動物は経験によって行動を柔軟に変え環境に適応します。この適応的な行動を生み出す感覚器や脳における情報処理の機構について、線虫の刺激への誘引行動や昆虫の闘争・ナビゲーションなどを題材として研究しています。担当教員:石崎公庸、深城英弘、相原悠介、酒井友希、守屋健太 光合成を行なうことで固着する生き方を選択した植物は、周囲の環境変化に応じて細胞の働きや成長・発生パターンを変えることができます。この柔軟な植物の生理、発生、形態形成、環境応答の仕組みとその進化について、コケ植物ゼニゴケを用いた植物生存戦略の基本メカニズムとその進化(石崎・酒井・守屋)、シロイヌナズナを用いた植物ホルモンを介した根やシュートの発生・成長の機構(深城)、被子植物を用いた二次代謝物の新奇生理作用メカニズム(相原)に関する研究を行っています。担当教員:宮本昌明、塚本寿夫、森田光洋、柏﨑 隼 細胞の形態・運動、膜輸送制御に関わる情報伝達因子、情報交換因子の働き(宮本・柏﨑)、哺乳動物の脳において発達したグリア細胞の一種であるアストロサイトに着目し、脳の情報処理や組織再生(森田)、動物が持つ光受容タンパク質オプシンの機能発現・機能制御メカニズムと、オプシンの特性を利用した光操作生体分子機構講座分子生理:動物の感覚や行動を司る神経系の生理機能を分子・細胞・行動レベルで理解する細胞機能:植物の環境応答や形態形成の仕組みを、分子、細胞、個体レベルで明らかにする情報機構:動物の脳神経系の働きや細胞の形態・運動制御、膜輸送制御の仕組みを探る生命情報伝達講座形質発現:多細胞動物の発生現象や細胞機能の遺伝的プ遺伝情報:ゲノムの安定維持と多様化を制御するログラムを解明する分子メカニズムに迫る
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