神戸大学 文学部 2027
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文学・フランス文学専10修フランス文学専修中畑 寛之 教授フランス近現代文学。特に、ステファヌ・マラルメを専門とする。エクリチュールと社会・政治・歴史との関わりを研究しています。廣田 郷士 准教授フランス語圏文学・思想。カリブ海地域、アフリカ大陸、現代フランスなど、諸地域のフランス語文学における詩学と政治の関係について研究しています。教員の紹介卒業生からのメッセージ授業では最近の卒業論文から卒業後は教員からのメッセージフランス語を通して、新しい自分を発見する愉しみ。フランス語を使って、自由に精神を展開する悦び。 授業は大きく二つに分けられます。特殊講義ではフランス文学史や現代批評などを学び、ゼミ形式の演習の方は、いわばそうした知識を基にした実践編で、具体的な作品を扱い、受講生の発表と討論で構成していきます。フランス人教師による会話や作文の授業もあります。特筆すべきは、どの授業も少人数教育で、教師が学生一人ひとりをよく観察し、理解度を確認しながら授業を展開するよう心がけている点です。さらに、学生同士、そして教師と学生諸君との間につねに自由な雰囲気の中で建設的な対話が交わされることも私たちの誇りとする点で、そうした対話を通して、自らの精神を見つめ直し、発展させていくきっかけがつかめるものと確信しています。「カミュ『ペスト』研究 - 語りの構造と登場人物の内面性の関係」、「『死刑囚最後の日』における夢とユゴーの死刑廃止論」、「ローラン・ビネ研究―小説で歴史を理解する―チャコレジスタンスとビネそれぞれの抵抗」、「オノレ・ド・バルザック研究―自伝的作品における一人称 ≪ je ≫ の使用について」、「ジャン・ジュネ研究―権力の言葉と詩の言葉―」 卒業後の進路はさまざまで、どの分野のどういった職種が多いといったことはありません。けれども、ここ数年、公務員志望の学生諸君が増えてきたように思います。在学中に留学し、フランスで得た経験が将来を考えるうえで多いに役立った学生もいるようです。最近では、語学力を生かして高校の先生とか新聞記者、さらには語学学校のスタッフになるケースがありました。また、大学院志望の学生も少なくありません。 フランス語? フランス文学? 皆さんは今まで考えたこともなかったひとつの道を前にしています。その道がいったいどこに繋がっていくのかはまだ分かりません。ただ、新しい言語を学ぶことはこれまでとは違った思考方法やものの見方を身につけることに他なりません。ですから、人間をさまざまに描き出すフランス文学に親しむことは皆さんを未知の世界へと誘うだけでなく、思いがけない自己を発見する契機になるだろうとは確言できます。まず第一歩を。(中畑寛之) 日常を生きていて、ふと疑問を感じる瞬間。それが多ければ多いほど、普通に生きるのは難しくなるものです。しかし、生きづらいなあ…と思ってその思考を封じ込めてしまうよりも、色々なやり方で考えた方が人生はほんの少し善いものになるのではないでしょうか。 そう考えられるようになったのは、きっと仏文のおかげです。大学に入ってから始めた言語で原文にあたり、時に断崖絶壁のような、時に掴みどころのない雲のような文章に立ち向かう…。フランス文学専修での学びは遠回り以外の何者でもありません。しかしその道中には宝石と呼べるような素晴らしい体験が落ちていたことに、時間差で気づくのです。結果の前に、ぐるぐる歩き回って考えることが大好きになる、それがフランス文学専修の魅力だと思います。(中村茉莉亜 2026年3月卒業 愛知県庁勤務) フランス文学などというと、どことなく遠い存在のように感じられる諸君がいるかもしれませんが、そんな諸君でも、バルザックやスタンダールやゾラ、それからラシーヌやコルネイユ、そしてボードレールやランボーといった名前なら、どこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。これらの作家たちは、長い間にわたって、わたしたちの精神の形成に大いに役立ってきましたし、今後もわたしたちを導き続けるだろうと思います。その理由は、フランス文学が、その流派や思潮の違いを超えて、どんなときでも「人間」とは何か、「言語」とは何かと真剣に考えてきたからではないでしょうか。神戸大学のフランス文学専修では、特に近現代文学を中心とした講義やゼミの中で、多様な角度から作品にアプローチしようと試みています。こうした試みから、ある作品がこれまでとは違う相貌のもとに現われてくるかもしれませんし、新たな読みの可能性が開けてくるかもしれないからです。フランス文学の面白さは、こうした発見の場に自ら参加し、立ち会えるということにあるといってもいいでしょう。Message

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