子ども支援学科 授業紹介(令和2年度参考) 取得できる免許・資格[各種資格][教員免許]幼稚園教諭一種免許、小学校教諭一種免許*保育士※*の免許は、幼稚園教諭一種免許および保育士資格を取得するための課程履修と、小学校教諭一種免許の取得を強く希望し、入学してからの学業成績が上位であることを条件として取得可能です。※それぞれの課程についてはP.139を参照してください。 卒業論文テーマ例・児童虐待防止に向けた、幼稚園教諭、保育士の子育て支援の取り組み・父親の育児参加支援の現状と課題・赤ちゃんポストにおける匿名性の壁-親の立場と子の立場からの検討-・絵本の読み聞かせにおける導入の果たす役割 -導入方法の違いによる内容理解と反応の相違-・日本と外国における就学前保育・教育の研究 -日本,北欧,米国の国際比較-・園庭環境の見直しと整備への取り組み -幼児期の遊びを育む環境とは-他 演習科目ピックアップ(令和2年度参考)0~2歳児のこころとからだの発達を理解し、その生活と遊びの在り方を考察していく演習です。教員は説明やサポートは行いますが、個人ワークやプレゼンテーション、グループワーク、ディスカッションなど、活動の主体はあくまで学生。一人ひとりが自ら考え、絵本の読み聞かせや、玩具の製作、園行事のシミュレーション企画に取り組みます。あるとき、園行事について学ぶため子どもの発達に合わせた年末のお楽しみ会を企画した際に、学生のグループ発表の後にサプライズでサンタクロースを登場させたことがありました。予想外のことに学生は全員大喜びで「子どもたちにとってワクワクできる楽しい行事がどれだけ大切か実感した」と、どの学生も興奮して話していました。さまざまな体験をしながら、子どもの発達にふさわしい環境や教材について実践的に学ぶことができる演習となっています。乳児保育Ⅱ 塩谷 香 教授 読み聞かせや玩具づくりを通して、子どもの発達への理解を深める。後期9~10月・絵本の読み聞かせの 意義(講義)と個人発表11月・乳児の発達と玩具 (講義および演習)と 個人発表12月・園行事の意義(講義)と グループ発表1月・保育の今日的課題(講義)と グループディスカッション子ども家庭支援論この授業では、子育て家庭に対する支援の意義・目的の理解を基盤に、家庭の現状とニーズに応じた多様な支援体制と施策および課題について理解を深め、子育て家庭に対する保育者としての専門的支援について学びます。子ども家庭福祉現在、児童虐待や貧困など、子どもを取り巻く問題が深刻化している中、子ども家庭福祉の専門職として、保育士がその専門性を発揮することを期待されています。児童福祉法では、「児童」を18歳未満と定義しています。保育所で働く保育士のイメージが強いので、小学校就学前の子どもが対象だと思っていませんか? 乳児院や障害児施設、母子生活支援施設、子育て支援の場など、保育士はもっと幅広い方々の支援をしています。本授業では、視聴覚教材や事例を通して、子どもと家庭の状況を具体的にイメージしながら、法律や支援制度について学びます。さらに、子どもの人権への理解を深め、子どもの育つ環境について考えます。幼児と言葉この授業では、幼児の言葉の発達や言葉を育む絵本や紙芝居などの児童文化財について学びます。児童文化財はその歴史や特徴だけでなく、保育の中でどのように子どもと楽しむかについても、学生の皆さんと一緒に考えていきます。103
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