先輩に聞く 学科の学びと将来中国文学科入学定員 60人 メインキャンパス 渋谷学生数 男子110人 : 女子140人(1~4年次合計/令和元年5月現在)中国文学科 4年[取材時]渡辺 竜海矢私立平塚学園高等学校卒業株式会社JTB 内定中国文学を追究する中で培った力と姿勢で、誰かに夢を与えていきたい。偶然開いた旅行者向けの会話集から中国語への興味が広がり、この学科に進学。中国語のスキルだけでなく、歴史や文化、人々が持つ価値観など、中国全体を多面的に学べるカリキュラムに惹かれました。学ぶ範囲はとてつもなく広く、特に数千年前の古典文学を理解するには、丁寧に一字ずつ読み解いていく根気強い予習が不可欠。扱う内容の難易度も次第に上がり、図書館で何冊もの文献から的確な解釈を探るために要する時間も長くなりました。その分、自分の解釈が授業で良い評価を受けたときの達成感は大きく、新たな熱意の源に。授業以外に中国現代文学の研究会(学科独自の課外活動)にも所属し、積極的に知識を吸収するようになりました。内定先では、厳しい環境の中で1年次に受講した「中国語基礎演習」は教室中を頻繁に中国語が飛び交う発声の機会が多い授業。毎時間、文章の暗唱を求められるため、予習の中でも発音を欠かさず練習していました。ゼロから新しい言語を習得する苦労もありましたが、この授業で中国語の基礎をしっかり身に付けたからこそ、順調に2年次以降の本格的な中国文化の学修に進むことができました。記憶に残る授業「中国語基礎演習」内定先との出会いは、高校時代の修学旅行。深夜のトラブルにも親切に対応する添乗員の方の姿に感動して以来、私にとって特別な企業となりました。就職活動中は面接に対する苦手意識を克服するため、よく質問される内容や、受け答えの見直しを徹底。話し方も少しずつ改善を重ね、最終的には緊張せずに自分の思いをしっかりと伝えられるようになりました。学びと就職活動培った語学力はもちろん、ここで身に付いた“何事にも真摯に取り組む姿勢”は、お客さまにとってのより良い旅を追求する上で必ず活かすことができると思います。長く憧れていた旅行会社で経験を重ね、かつての自分がそうであったように、旅の中で誰かに夢を与えられたらと考えています。ともに汗を流した陸上同好会の仲間と042
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