中国文学科学科共通の基礎科目文学研究プログラム教職や大学院進学志望の学生を想定。古典から近現代文学までの中国文学を中心に、中国学の研究法を身に付けます。●原典研究●原典演習●卒業論文中国語教養プログラム商社勤務や貿易関係の仕事を目指す学生を想定。中国語の読み書きや運用能力を身に付けます。4カ月間の留学が必修です。中国民俗文化プログラム中国の人々と生活に関心を抱く学生を想定。多彩な民俗文化を学び、東アジア世界に広がる基層文化の理解を目指します。人文総合プログラム中国学への理解を仕事に活かしたい学生を想定。中国人の思想・宗教・芸術に関する幅広い知識と運用能力を身に付けます。1・2年次2年次以降3つの基本能力を養成応用・発展的学修伝統を引き継ぐ古典教育を通して、中国の多様な古典文献を読解する能力を身に付けます。1・2年次の集中的な中国語教育や留学などにより、現代中国語の運用能力を磨きます。漢字情報の処理やデータベースの使い方など、研究に必要なコンピュータ技術を学びます。古典読解力中国語運用能力漢字情報処理能力学科応用科目(選択必修)プログラム専修科目(ひとつを選択)こんなところです 中国文学科 青木 洋司 准教授国や時代を越えて伝えられる、中国文学の魅力。中国文学科では学修の範囲を狭い意味での「中国文学」に限定しません。中国の思想・宗教・民俗文化などの諸分野を横断し、扱う時代も古代から近現代までと幅広いです。これらの学修を通して、ひとつの物事にとらわれない、大きく見る目を養うことを目指しています。中国文学科の演習では、『詩経』『楚辞』『論語』『文選』などを扱います。これら中国の古典が、なぜ日本にやってきたのか。なぜ、時の試練に耐え、現在まで伝えられているのか。その答えを一緒に探しましょう。3つの能力の養成を柱にカリキュラムを構成中国古典文学の研究を中心に、その関連分野を幅広く学べるようカリキュラムを編成している中国文学科。「古典読解力」「中国語運用能力」「漢字情報処理能力」という3つの能力を育てることを柱として、世界に通じる広い視野と豊かな人間性を備えた人材の育成を目指しています。1年次に基礎となる講義を受けた後、2年次に進級する段階で4つのプログラムの中から学びたい方向をひとつ選びます。コース制と違って、3年次の後期までプログラムを変更することができます。また、中学・高校国語科教員志望者を対象に古典教育のスペシャリストを養成する副専攻「古典教育研究」プログラムなど、ニーズ別のプログラムも充実しています。生きた中国語や文化を学ぶ留学を重視2年次には、中国語教養プログラム選択者全員と、他のプログラム選択の希望者が、協定校である中国語圏の大学に4カ月間留学します(セメスター留学)。どの学科からでも参加できますが、中国文学科では独自にセメスター留学をカリキュラムの中に位置付けて参加を強く勧めており、多くの学科生が参加しています。 学科の特色古典研究と現代中国語の習得を柱に、中国の文学と文化を探究します。043
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