先輩に聞く 学科の学びと将来外国語文化学科 4年［取材時］安藤 まつり東京都立小金井北高等学校卒業全日本空輸株式会社客室乗務職 内定どこまでも視野を広げ、深めた多様性への理解。大学では留学に挑戦したいという強い思いを抱き、この学科に進学しました。授業では英語とドイツ語の語学力を高めるだけでなく、世界各地のあらゆる文化や価値観について幅広く学ぶ日々。日本では考えられないような慣習をはじめ、存在すら知らなかった事柄も多く、新しい興味が次々と芽生えていきました。2年次には4カ月間、ニュージーランドへ留学。現地の大学での授業に加え、小学校でのボランティア活動にも参加する中で感じたのは、移民など多様なバックグラウンドを持つ人々と交流する楽しさと、目の前にいる相手に喜んでもらえるやりがい。この経験が将来の方向性を固め、世界中からのお客さまをもてなす客室乗務員を志すようになりました。４年間で存分に広げた視野と多様性への児童労働や安楽死といった、現代の国際社会が抱える多種多様な問題について、学生同士で議論を重ねる授業です。それまでニュースなどで耳にしたことはあっても、深く考える機会のなかった問題と向き合うきっかけになっただけでなく、諸外国それぞれでの各問題の捉え方や解決に向けた取り組みには文化的背景の違いも垣間見え、とても興味深く感じました。記憶に残る授業「文化基礎演習B」客室乗務員に求められる所作や身だしなみは、大学主催のエアライン講座で指導を受けました。就職活動を始めた時期はエントリーシートに苦戦しましたが、「企業が欲しいと思う自分」ではなく「ありのままの自分」を表現しよう、と意識を切り替えてからは納得のいくものを書き上げられるようになり、それが自分に合うと思える企業からの内定につながったと思います。学びと就職活動理解は、搭乗する機内全体に目を配り、先入観なく一人ひとりの価値観に合ったサービスを提供するための基盤になると思います。多くの方に「この飛行機に乗って良かった」と感じていただけることを目指し、内定先でも学び続けていきます。水泳部に所属し関東学生選手権にも出場外国語文化学科入学定員 120人 メインキャンパス 渋谷学生数 男子180人 ： 女子380人（1～4年次合計／令和元年5月現在）046
元のページ ../index.html#48