史学科 卒業論文テーマ例［日本史学コース］・岡谷地域における 味噌醸造業の形成・アイヌ民族と 場所請負制の展開 他［外国史学コース］・古代中国における 皇帝祭祀の意義・17世紀オランダの チューリップ熱 他［考古学コース］・縄文時代における磨製石斧の 研究・日本古代における動物遺存体の 考古学的研究 他［地域文化と景観コース］・江戸における火除地空間の 利用と変遷・玉川の水運と 江戸地廻り経済 他［教員免許］［各種資格］中学校教諭一種免許／ 社会 英語＊ 高等学校教諭一種免許／地理歴史 英語＊ 公民＊考古調査士資格2級（考古調査士資格認定機構公認）学芸員 図書館司書 学校図書館司書教諭 神職（明階検定合格正階授与）※図書館司書課程については、選抜試験（例年11月ごろ実施）を行います。学校図書館司書教諭課程は面接選考となり、教職課程も併せて履修する必要があります。※神職（正階）資格取得後、明階の授与を受けるには、卒業後に実務経験が必要です。※＊印の免許は、社会または地理歴史の免許を取得するための課程履修を条件として取得可能です。※それぞれの課程についてはP.138～141を参照してください。 取得できる免許・資格 実習科目ピックアップ（令和2年度参考）考古学研究室の扉を開けると聞こえてくるのは、教員が土器などの出土遺物を計測しながら説明する声や、にぎやかに飛び交う学生の質問。取り扱う出土遺物の多くは研究室や博物館が保管・所蔵する本物で、学生はこの経験を通して考古資料に対する観察眼を養います。前期は研究室で調査に必要な測量や撮影などの記録技術を身に付けた後、夏季休暇中に寝食をともにしながら10日余りかけて学生主体の発掘調査を実施し、後期に自分たちが発掘した遺物について発掘調査報告書を刊行するのが「考古学調査法」の実習です。考古学は文献史学と異なり物質的資料を用いて人類の過去を復元する学問で、過去の人々の活動痕跡を調べるには遺跡の発掘調査が必要です。そこにはまず仮説を提示し、その仮説が正しいのか否かを発掘調査という“実験”を通して明らかにしていくという流れが欠かせません。精度の高い発掘調査を行うための技術を修得するのがこの実習のゴールです。考古学調査法Ⅰ・Ⅱ、考古学実習Ⅰ・Ⅱ 青木 敬 教授 40年近い伝統を誇る、遺跡発掘調査実習。 授業紹介（令和2年度参考）史料管理・保存論I・Ⅱ地域の歴史を物語る地域史料は全国各地に膨大にありますが、現在、散逸の危機に瀕しています。この授業では、主に近世地域史料の管理・保存法を学び、原物の近世文書を一点一点読み解き、古文書の整理を実践します。史料を未来に伝え、活用するため、史学科の学生として必要な知識・技能を修得してください。渋谷の歴史この授業では、東京・日本を代表するまち渋谷が、どのように生成・展開してきたのかを、史学科教員のリレー式講義を通じて明らかにします。渋谷は今、100年に1度ともいわれる再開発が進んでいます。あるアイドルグループは、1964年から2013年まで渋谷のシンボルだった東急東横線渋谷駅のかまぼこ屋根駅舎の跡地で、「渋谷ヒカリエ」を背にPVを撮影していました。しかし、同じ風景はすでになく、2018年に同地に新たな渋谷のシンボル「渋谷ストリーム」が建設されました。また、國學院大學の学生が通学路とする明治通りの脇にある「渋谷川」も、時代によってその役割を変えています。以上に挙げた例のような、めまぐるしく変化する渋谷の基層にある地理的特質と歴史的変遷を捉えることが、この授業のねらいです。地域文化各論Ⅱ人々は地域ごとの自然環境に適応して特色ある生業活動と生活様式の総体である地域文化を創り継承してきました。日本各地の伝統的文化の特色や、それを構成する諸要素(固有の伝統作物や食事、儀礼や祭礼など)の空間的広がりを分布図から読み解き、地域文化の特色や個性を地域の歴史の歩みを踏まえながら講義します。・調査や整理作業を行い 発掘調査報告書を刊行考古学調査法Ⅱ（後期）・長野県安曇野市 穂高古墳群（6・7世紀）の 発掘調査（夏季休暇中）考古学実習Ⅰ・Ⅱ（前期）考古学調査法Ⅰ・発掘調査に欠かせない 「記録する技術」を修得通年053
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