國學院大學 2021 入学案内
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哲学科少人数制の「基礎演習」などを通じて哲学・倫理学・美学・芸術学の基礎や「ものの考え方」を学ぶ哲学・倫理学・美学・芸術学のさまざまな科目に目を向けて視野を広げる1年次2年次3年次以降哲学・倫理学コース古代ギリシア以来受け継がれてきた哲学の精神を、現代を生きる者としてどのように批判し、理解し、そして受け入れるかを学びます。美学・芸術学コース西洋哲学の一分科として成立した美学と、さまざまな芸術ジャンルを理論的に考察する芸術学、史的・実証的研究としての美術史を学びます。[例えばこんな学び]西洋哲学史、倫理学、宗教哲学、科学哲学、現代哲学、言語論、インド思想史、日本哲学などの講義や、テーマ・哲学者・思想家に焦点を絞った演習 など[例えばこんな学び]美学、日本美術史、東洋美術史、西洋美術史などの講義や、音楽史、映像論、建築論、舞踊論など、特定のテーマを徹底的に掘り下げた演習あらゆるものを「哲学的に考える」ことを学ぶ哲学科は、西洋哲学思想の研究を中心に、インド・中国・日本の思想をも視野に収め、さらに美と芸術の理論的考察をも包括する間口の広い学科です。学生の知的好奇心に応えるべく、各分野の専門教員による個性豊かなカリキュラムを用意しています。哲学科では、あらゆるものが考える対象です。哲学科で学ぶということは、「自分はなぜここにいるのか」「美とは何か」などの根本的な問題を、プラトンやアリストテレスから現代に至る多くの哲学者たちがどのように議論してきたかを、彼らが残してくれたテキストを読んで理解し、教員の指導のもとに議論し合うことで、他者の意見も尊重しつつ自分自身の考え方を組み上げる、その道筋に身を置くことです。自分の資質や関心に応じて2つのコースを選ぶ哲学科では、1年次に少人数制の「基礎演習」などを通じて哲学・倫理学、美学・芸術学の基礎や、それらを根底で支える「ものの考え方」を学びます。2年次では哲学・倫理学、美学・芸術学のさまざまな科目に目を向けて視野を広げ、3年次には自分の資質や関心に応じて「哲学・倫理学コース」か「美学・芸術学コース」のいずれかを選択。卒業論文へとつながる専門的な研究テーマを探していきます。 学科の特色こんなところです 哲学科 松谷 容作 准教授自分の関心に真摯に向き合い、思考力を養う。哲学科では、哲学、倫理学、美学、芸術学、美術史学など、ひとつの学科で複数の分野を横断して学ぶことができます。哲学科の学生は、多様な国や地域、また時代の種々の思考方法を獲得し、具体的な対象に向き合っていきます。その対象は日常的なことから社会や人間の根幹についてまで、また現代にいたるまでの多彩な文化現象についてなど、学生自身の関心に従って実にさまざまで、こうした対象に真摯に向き合うことで学生は学びを深めていきます。その学びを支えるのが、本学科に属する8人の専任教員。学生は教員と顔を突き合わせて指導を受け、少人数の授業の中で仲間と議論を尽くします。そうすることで伝達力や他者を理解する力を養い、深い思考力を培うことができるのです。本学科で私たちと自身の関心に向き合い、ともに学びを深めていきましょう。西洋哲学を中心にインドや中国の思想も研究し、多様なものの見方を学びます。055

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