國學院大學 2021 入学案内
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先輩に聞く 専攻の学びと将来法律専門職専攻法律のプロフェッショナルに必要な法学の専門知識と応用力を、少人数教育で身に付けます。法律学科 法律専門職専攻 4年[取材時]金谷 美里私立聖園女学院高等学校卒業東京高等裁判所(総合職) 内定法律が持つ厳格さと柔軟さを味わい尽くした4年間。こんなところです 法律専門職専攻 門広 乃里子 教授目標に向け、仲間と切磋琢磨して学び合う。法律専門職専攻の大きな特長が、教員と学生の距離が近いことです。1学年50名程度の少人数制のため、教員は学生一人ひとりの顔を見ながら、それぞれの個性に応じたきめ細かな指導を行うことができる環境にあります。また、学生間の連携が強いことも、本専攻の特長です。本専攻ではアクティブ・ラーニングを積極的に取り入れていますが、そうした授業の延長で自主的に勉強会を開くなど、学生同士が学び合い、お互いを高め合う雰囲気があります。さらに、大学院生以上のスタッフが学修をサポートする「フェロー制度」も定着しており、学生の主体的な学びがより活発になっています。良い仲間に恵まれ、切磋琢磨することにより、成果も確実に上がっています。法科大学院への進学者をはじめ各種公務員試験の合格者も多く、司法試験の合格者も輩出しています。072「誰かの役に立つ人になりたい」という思いから公務員を志し、この専攻へ。六法すべてを深く学ぶカリキュラムは授業で求められるレベルも高く、扱う法律や学説を理解している前提で、各自の意見を問われます。授業ごとの予習・復習は欠かせないほど勉強量は膨大ですが、そんな厳しい環境でも学び続けることができたのは、少人数制という密な学びの環境と、自分と同じくらい法学に対して高い熱量を持つ仲間がいたおかげです。学生間で激しく意見が飛び交うゼミでの議論では、理解がぐっと深まったり、新たな解釈が生まれたりと、多くの発見に満ちていました。整合性と説得力を兼ね備えた論理を組み立てるために何度も試行錯誤する中で、吸収した知識を具体的に応用する力が備わったと思います。この4年間を通して、厳格な社会の規範でありながら、立場や解釈次第で柔軟に見え方が変わる法律の面白さを思う存分味わいました。春から勤務する内定先では事務官として、裁判所の円滑な運営を支えます。積み上げた学びと、培った多面的に物事を捉える力を法の世界の中で発揮し、誰にとっても分かりやすく公正な裁判の実現を目指したいと思います。法学に触れ始めたばかりの1年次、民法全体のルールを示す「民法総則」について学びました。この授業で得た「真実と異なる外観を信頼した者は保護されるべきである」といった、あらゆる民法に共通する考え方への理解は、以後の専門的な学修で各法律の条文や判例を読み解くための足がかりとなりました。記憶に残る授業「民法・総則」「国家公務員採用総合職試験支援奨学金制度」を利用して、2年次の2月頃から外部の試験対策セミナーを受講。大学での学修との両立に忙しい日々でしたが、講師の先生や同じ道を目指す受講生と定期的に進捗状況について相談をし合えたことで、合格まで諦めずに努力する気持ちを維持することができました。学びと就職活動

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