國學院大學 2021 入学案内
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授業紹介(令和2年度参考)講義内容詳細「シラバス」と、要卒単位数などカリキュラム詳細「履修要綱」を、大学ホームページ(www.kokugakuin.ac.jp)に掲載しております。 専門教育科目構成(令和2年度参考)政治専攻政治インターンシップ「政治インターンシップ」という科目は、教室で講義を受ける科目ではありません。政治家の事務所などで実習経験を積み、それが単位として認定されるという科目です。「政治の実際を見てみよう」という趣旨で設けられたもので、経験者は口をそろえて「政治の見方が、いろいろな意味で変わった」と言います。自分が作った資料が、国会の質疑で使われたという学生もいます。他大学にはない、現場主義をうたう政治専攻の看板科目を、ぜひ体験してみてください。比較政治A・B「比較政治」と聞くと難しそうですが、普段の生活でも何かを選ぶときには、自然といろいろな比較を行っているはずです。また、物事の原因を考える上でも、比較は役に立つ思考方法です。この授業では、比較を通じて日本や諸外国の政治を読み解いていきます。フィールドワーク学生自らが「現場」に足を運び、自分の目で見て、耳で聞くことによって、日本の政治や歴史が持つ複雑な様相を実感し、現実の重みを踏まえて、その課題について考える科目です。昨年度の現地調査は、熊本県水俣市で行いました。 演習科目ピックアップ(令和2年度参考)演習(国際政治) 佐藤 俊輔 専任講師  国際政治を考える入り口は、日常のいたるところに。歴史や理論をもとに、現在の捉え方を学ぶ演習です。学術書や新書などの教材を読み、報告担当者がまとめた要約をもとに全員で論じ合うのが基本的なスタイル。平成31(2019)年度は、1648年のウェストファリア講和以降の歴史的な動きを振り返りながら、近年の米国の「アメリカ・ファースト」の動きや、欧州でのポピュリズム台頭とEUの危機、中国の存在感の高まりなどから指摘される「自由主義的な国際秩序」の揺らぎについて考察しました。また、夏の合宿では、ファシズムの視点から現代政治を捉え直したり、スペインの政治状況を深掘りするなど、バラエティ豊かなテーマのもと、グループ発表を行いました。国際政治を考える入り口は、普段の生活やニュースなど、あらゆる場所に隠れています。例えば、前述のスペインについての発表テーマは、サッカー好きの学生が抱いた個人的な関心をきっかけに設定されたものです。皆さんも、国際政治を学ぶ自分の入り口を発見し、問題関心を深めていってください。077

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