先輩に聞く 学科の学びと将来こんなところです 経営学科 星野 広和 教授広い視野を身に付け、実践知を磨く。経営学は、隣接分野である経済学の知見を得て発展してきた比較的若い学問です。経済学部に属する本学科は、経済学の基礎もしっかり学べる上、歴史学、数学、統計学、社会学など社会科学の土台となる基礎科目を設けています。今年度より、会計学と関連付けて、経営に関する事象を数値面から深く分析したり、主体的に計画立案したりする科目をさらに充実させました。もちろん、理論、歴史、統計、市場調査などの分析手法に関する授業もそろっており、問題関心や研究意欲に満ちた教員たちが中心となってあなたの学びを支えます。あなたも、本学科で広い視野、深い洞察力、緻密な分析力を身に付け、実践知を磨いてください。入学定員 255人 メインキャンパス 渋谷学生数 男子426人 : 女子259人(1~4年次合計/令和元年5月現在)経営学科組織のマネジメントと会計の両面から経営を学び、ビジネスを動かすリーダーとしての力を養います。経営学科 4年[取材時]相浦 真苗私立専修大学附属高等学校卒業東京地下鉄株式会社 内定消費者のことを考え尽くす企業の思考が身に付いた。日常生活の中で見かける、道を挟んで立つ同じコンビニエンスストアや、商店街で時代の変化にも負けずに続く老舗。その裏側にある戦略に興味が湧いて、この学科を選びました。入学後は学科間の垣根が低い学修環境を活かし、経済学の基礎を幅広く学んだ後、マーケティングに関連した科目を中心に履修。実在する企業がどんな経営戦略をとっているのか、事例を通して学んでいきました。食料品店で何気なく受け取るコーヒーの試飲サービスも、自分の意志で選んでいるはずの弁当屋のメニューも、企業が練り上げた「商品が売れる仕組み」のひとつです。人の心の動きにまで深く踏み込んださまざまな戦略について理解を深めるうちに、「どうすればお客さまの満足感を生み出せるのか」など、消費者の心理や行動を考え尽くし、それを踏まえて意志決定をする企業の思考が、自分の中に培われていきました。内定先で目指すのは、駅員として駅構内の環境を改善し、安全で快適な鉄道の利用をお客さまにとっての当たり前にすること。経営学科での学びを、お客さまの思いを起点に行動していく力に変え、隠れたニーズまで感じ取りながら業務に励んでいきたいと思います。毎時間、証券会社で実際に働く方を招き、投資信託や為替市場などの金融に関する基礎的な事柄をはじめ、現代の企業が行っている資金運営について詳しく解説していただきました。理論を学ぶだけでは分からない最新の経済の動きを実感できた、とても興味深い講義でした。記憶に残る授業「経営学特論(みずほ証券)」内定者アドバイザー(就職活動を終えた先輩)の方々には本当にお世話になりました。エントリーシートの添削をはじめ、自身の体験に基づいた面接選考のノウハウも教えていただくなど、付きっきりの手厚いサポートがあったおかげで満足のいく結果を得ることができ、心から感謝しています。学びと就職活動086
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