國學院大學 入試情報ガイドブック 2022
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たとえば、過去に以下のような課題が出ています。過去の例) プラトン著・藤沢令夫訳『メノン』(岩波文庫) 問 『メノン』の冒頭において、メノンはソクラテスに対して、徳は人に教えられて学ぶことのできるものであるか、それとも教えられて学ぶことはできずに訓練によって身につけられるものであるか、それともまた、学んでも訓練しても得られるものではなく生まれつきの素質によるものか、さらにまた、そのいずれでもない仕方によるものなのか、と問うている。あなたは『メノン』を読んで、「学び」の本質についてどのように考えたかを述べよ。(1,000字程度) 上記の例であれば、「徳は人に教えられて学ぶことのできるものであるか」や、「学ぶこととはどのようなことか」といった根本問題を、まずは理解していることが必要です。そうした前提をふまえずに、たとえばプラトンの思想などについて詳細に説明できても意味はありません。課題で言及されている人物や事柄について知っていることは有益ですが、たとえ何も知らなくとも、問われている課題について深い思考ができなければなりません。そのためには、課題図書をただ読むだけでなく、そこに出てくる用語などを調べ、理解を深めておくことが必要です。「面接試験」 : 哲学科への志望理由や、入学後の学生生活への抱負などを、明確に説明することが求められます。また、哲学・美学におけるトピックに関する問題についてどう思うか、いくつか問われる時があります。その場合も、とくに固有名詞などに詳しくある必要はなく、問題の所在を把握しているかどうかと、そこから論理的に自分なりの意見形成ができているかどうかが問われます。朗らかかどうかといった、一般的な面接試験で求められる外向的な要素はあまり重視しません。【出願要件】本学神道文化学部神道文化学科で学びたいという意欲を持ち、次の項目のいずれかについて志望(複数可)を強く持つ者。①古代の神道史・神社の学修・研究 ②近世・近代の神道思想や制度の学修・研究③祭式・神社実務の学修・研究 ④宗教・宗教文化の学修・研究⑤比較宗教文化・国際化の学修・研究 ⑥現代社会と宗教、宗教理論の学修・研究 【選考方法】■第1次選考書類選考①レポート[課題図書を読んだ感想文](2,000字程度)〈課題図書〉『日本神道史』(吉川弘文館)※増補新版推奨次の(1)~(3)から1か所を選び、内容の要約(600字程度)と自らが興味・関心をもった点について合わせて2,000字程度で論述する。参考文献等を使用した場合は、別途明示すること。(1)「Ⅰ. 神道とは何か」(2)「Ⅱ. 神道の歴史」を構成する節のうち一節(3)「Ⅲ. 神社分布と神道の現在」②志望理由書(900~1,000字)③活動レポート(資料添付は任意)(P37参照) ■第2次選考①授業の受講とレポート作成(120分)授業(60分)を受け、授業内容に関するレポート(800字程度、60分)を作成する。②面接試験(約20分)大学での学修・研究に対する目的意識、修学意欲などについての面接を行う。【選考のポイント】出願要件6項目のいずれかについて強い関心を持ち、それへの学修・研究意欲に富み、かつ神道文化学部を選ぶ明確な理由のある人物を募集します。特に志向性と国語力を重視します。 ■第1次選考 レポートでは、指定図書の内容を理解できるまで何度もよく読み、どのような内容なのか、何に注目し、それについてどのような興味・関心を持ったのかを明記してください。興味・関心の内容は、出願要件に示された①~⑥の中で、志願者自身が選んだ1項目と対応していることが望まれます。「課題図書の内容は自分の興味・関心と関係ない」と決めつけ、課題図書を無視、あるいは、一語ないし一文をとりあげる程度で、自分の興味・関心を好き勝手に論じるようでは高評価は望めません。提出前には、誤字や脱字がないか、不正確な文章になっていないかを、よく見直してください。 ■第2次選考 授業の受講とレポート作成は、みなさんが大学での授業についていけるかを判断するものです。授業のポイントをよくおさえた、誤字や脱字のない正確な文章(800字程度)が作成できるよう、日頃から準備しておきましょう。 面接では出願時に提出したレポートに関する質問をしますので、レポートを複写して手元にとっておき、はっきりとした口調で明確に答えられるよう練習しておきましょう。また、指定図書以外で関心のある図書があれば何冊でも積極的に読んでおきましょう。 なお、毎年、コミック本・SF本等によりイメージ化された神主や巫女などに興味をもって受験する方がいますが、指定図書以外に専門的な図書を1冊も読まず、漠然とした知識を持っただけでは適格者とは認められませんので、あらかじめ注意してください。【出願要件】法律学・政治学に強い関心を持ち、その勉学に積極的・自発的に取り組み、学ぶ意欲があること。【社会人受験資格および第1次選考の免除】上記の出願要件を満たし、かつ次の条件を満たす者は、第1次選考を免除する。社会人:令和4年4月1日現在において、満22歳以上で、かつ職についている者(パートおよびアルバイトならびに令和4年4月1日からの就職内定を含む)、または主婦もしくは主夫である者。ただし、令和4年4月1日現在において満24歳未満の者については、令和3年4月1日以前から職についていること(パートおよびアルバイトを含む)、または主婦もしくは主夫であること。 【選考方法】■第1次選考書類選考①エントリーシート「志願理由について」、「あなた自身のこと」、「社会への関心」という3つの項目につき、所定の様式に従って記入してください。②レポート(1,200~2,000字) ■第2次選考①自己アピール(5~10分)いかに自分が本学法学部で学ぶ意欲を有しているか、そして入学に値する人物であるかを口頭でアピールするもの。②面接試験(約20分)第1次選考の際に提出したレポートやエントリーシート、また自己アピールの内容等に関する質問に回答する。【選考のポイント】■第1次選考1. エントリーシート 志願理由や自己推薦理由といった、本来であればたくさん書きたいことを、限られたスペースに要領よくまとめて書かなければなりません。そのためには、自分は何のために大学に入って法律や政治を勉強したいのか、自分のどんなところを評価してもらいたいのかなどを、じっくりと考えて、明確にしておく必要があります。そして、読み手に的確に伝えることのできる文章になっているか、よく考えて記述しましょう。レポートの内容・文字数等の詳細については、6月末ごろをめどに、大学ホームページにて公開いたしますので、ご確認ください。公募制自己推薦(AO型)KOKUGAKUIN UNIV. 14

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