國學院大學 入学案内 2022
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米田 誠司 教授   博士(公共政策学)私は、東京で公務員として働き、その後地方で観光にも携わりました。人口規模は千倍も異なるものの、どちらも大切な地域、大事なまちづくりです。みなさんが将来どこで活躍するのか楽しみですが、都会と地方の両方の価値を知っておくことが強みになると思います。そして地域でみなさんが力を合わせるための道標や道具になるのが政策です。こうした政策を自分事として考え、計画し、実践できるよう一緒に学びましょう。また長年地域の食も研究してきました。その豊かな世界も授業で共有したいと思います。卒業後の進路について教員メッセージ本学部での学びを通して身に付く、地域の課題解決に向けた分析力や提案力、そして未来に向けた構想力は、いわゆるまちづくりや観光業の分野だけでなく、さまざまな領域で活かせる能力です。就職に関連して次のような資格を目指すことができます(別途資格試験の受験が必要です)。・総合旅行業務取扱管理者 ・国内旅行業務取扱管理者 ・全国通訳案内士 ・地域通訳案内士 ・不動産鑑定士 ・宅地建物取引士 ・技術士 他地域の方からのコメント・国家公務員・地方公務員・博物館等の学芸員※・職員・環境関連組織 他・観光協会・DMO(Destination Management/Marketing Organization)・NPO・まちづくり組織・Uターン・Iターン起業 他 ・コンサルタント・宿泊業・旅行業・観光施設運営者・航空・鉄道等交通事業者 他・出版・放送・広告代理店・商社・金融・IT産業・建設業・不動産業 他公共から地域を支える地域に根差した事業を担う観光の専門性を活かす経済活動で地域と世界をつなぐ石山 千代 准教授   博士(工学)私は、大学で都市工学を学び、国や地方自治体等の観光に関連する計画やまちづくりのコンサルタントを経て、地域デザインの研究をしています。世界にも日本にも、多種多様で魅力的な地域が驚くほど沢山あり、背景には「地域ならでは」の制約の中での創意工夫の蓄積があります。この深い世界を、講義やゼミでみなさんと共有できることを楽しみにしています。そして、人口減少社会かつコロナ禍においても、地域の魅力と社会の多様性を支えていける創意工夫につながる提案と行動ができる力を、一緒に磨いていきましょう。由布院玉の湯社長・前由布院温泉観光協会長 桑野 和泉 様※単位取得によって資格を得ることが可能由布院は50年以上にわたり、観光まちづくりに取り組んできました。いま地域は持続可能性が求められ、アフターコロナの環境づくりも大事です。そのような中、文系・理系両方の視点を持ち、エビデンスに基づいたまちづくりに取り組み、人材を育成する観光学部の誕生を、とても心強く感じています。旅は人間が生きていくうえで必要なこと。学生の皆さんも積極的にフィールドに出て、柔軟な発想と専門性で過去と未来を結ぶ目線を持ってほしいと思います。柔軟な発想と専門性でフィールドをみてほしい。政策を自分事として制約があるからこそ生まれる地域の創意工夫と多様性観光学部観光まちづくり学科KOKUGAKUIN UNIV. 103

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