ほとんどの学生は「嫌だなあ」と思いながら就職活動を始めます。ですが、たくさんの社会人と話してやりたいことを探すのは、本来とても刺激的なことのはずです。実際、活動を終えてから「就活は楽しかった」と口にする4年生は多く、そんな学生ほど満足できるキャリアに出会えています。「それならば、学生自身が夢中になれる就職活動を実現しよう」と思ったことが改革の始まりです。「社会には、生き生きと働く魅力的な人がたくさんいる。そんな人との接点を作れば、モチベーションも上がるのでは」と考え、インターンシップや業界別体験イベントを充実させました。ねらいは、できるだけ多くの企業の“リアル”に触れてもらうこと。コロナ禍で大変な状況ではありますが、Webでの企業セミナーや面接指導会・合同企業説明会などの学内企画を積極的に活用し社員の方と話すと印象が変わります。企業訪問で私たち職員もそれを痛感しました。実際の業界や企業を知ってから進む道を決めてほしい。それが、後悔の少ない“質の高い就職”への第一歩だと思います。 大学独自の収集活動で蓄積してきたリアルな情報やノウハウを利用できます。企業との関係性を活かして開催される本学独自のイベントに参加できます。 各業界・企業を担当する職員から、的確な支援を受けられます。●企業訪問数 約700社●就職イベントプログラム数 約285個●就職率96.3％ ※2020年度卒業生実績●学生面談回数 約4,400回 ※1年間で行う個人面談の回数●公務員イベントプログラム数 約80回●学内資格講座受講者数 延べ211名 ※「国家公務員総合職」「公認会計士」といった難関試験突破を サポートするK-PLAS関連講座受講生 ●國學院大學教員就職者総数508名 ※2020年度採用実績 （内訳）新卒233名 既卒268名 大学院修了者7名 ※幼保小中高すべて含む ※公立・私立、臨時任用・非常勤講師採用含む実社会との接点が多い体験重視の就職活動で、“満足度の高い内定”を目指せます。リアルな仕事の現場に触れれば、就職活動のモチベーションも上がるはず。キャリアサポート課長 木村 都國學院大學では、2016 年から“自ら動きたくなる就職活動”を目指し、独自のキャリアサポート改革に取り組んできました。その結果、3年前と比べ学生1人あたりの企業エントリー（出願）数は約2倍に、インターンシップ（就業体験）参加数は約3倍に。内定獲得後に「就活は楽しかった」と答える学生も増えています。各業界のTOP企業をピックアップしてキャリアサポート課職員が各社を訪問＆徹底分析学生のメリット 1学生のメリット 2学生のメリット 3学生のメリット 4企業セミナー学生事務部キャリアサポート課エアライン担当佐野 祐人学生事務部キャリアサポート課金融担当小林 みのりキャリアサポート課では、まず各社の採用実績を洗い出し、“國學院生にチャレンジしてほしい企業”約260社を設定。経営や働き方などすべての面で先を行くTOP企業から就職活動をスタートし、“企業を見る目”を磨きながら効率的にキャリアを考えられる仕組みを整えました。優良企業の採用実績を分析し約260社を抽出次にその約260社を切り分け、業界ごとに担当を決めて職員一人ひとりが足繁く訪問。採用担当者の方とface to faceの信頼関係を築くことで、キャリアイベントなどへの協力を快諾してくださる企業の数を増やしていきました。徹底した企業訪問で関係づくりを行う改 革FacetoFace【数字で見る國學院大學のキャリアサポート】企業との接点を増やし、就職満足度の向上に取り組んでいます。キャリアサポート改革KOKUGAKUIN UNIV. 121CAREER DESIGN & SUPPORT
元のページ ../index.html#123