國學院大學 入学案内 2022
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グローバル化が進む現代において、異文化理解に努め、自らの人間としての幅を広げることは必要不可欠です。そのため、在学中に留学に挑戦して語学力を磨こうと決意し、外国語文化学科へ進みました。勉学に励む中で印象に残ったのは、意外にも「基礎日本語」の授業。日本語の正しい意味や敬語の適切な使用法、漢字の成り立ちなどの「物事の根本」を学んだことで、日本語の価値を再認識できました。母国語を正しく理解する大切さを知り、外国語を学習する際にも新たな視点が備わったと実感しています。英語の習得に加えて、第二外国語の授業が語学・文化学の両面で充実していた点も外国語文化学科の魅力です。私は、今後社会人として働いていく中で中国の方々とコミュニケーションをとる機会が多くなると考え、中国語を選択。「外国語総合演習」の授業では、中国という国をより多角的に見つめるため、全土に何十と存在する少数民族にスポットを当てて調べ学習を行いました。受講生同士での研究成果発表の機会が多く、その際に聞き手の興味を引き出すプレゼンテーションを目指して試行錯誤した結果、発信力や表現力が身に付いたと思います。2年次にアメリカへ短期留学した経験は、私にとって大きな財産です。留学前から語学力を磨いてきたつもりでしたが、対面での会話の壁は高く、意思疎通がうまくいかずに何度か悔しい思いをしたこともありました。しかし、授業以外の時間に日本文化を調べる時間を設けたり、怖気づかずに在学生との交流会に参加したりと、目標立てて行動した結果、次第にコミュニケーションが円滑にとれるようになりました。また、授業のなかで日本文化について伝える機会もあり、「基礎日本語」で得た知識が役に立つなど、学びの大切さを実感しました。短期間ではありましたが、向上することに対し貪欲になり、自主的に学び取る姿勢がさらに磨かれたと感じています。そうしたこれまでの経験を活かすために、グローバルな企業である内定先に入社を決めました。4年間の学びを通して身に付いた目標達成への行動力を武器に、知識を深め、お客さまからの信頼を得られる社会人に成長し、通常の業務をこなすだけでなく、私ならではの付加価値を仕事において発揮することが現在の目標です。私が学んだ 知の源流母国語を改めて学んだことで、言語の大切さを知る留学経験で磨かれた学び続ける姿勢私が紡いだ 新たな知私が学んだ知の源流私が紡いだ新たな知3No.在学生インタビュー文学部 外国語文化学科 4年 [取材時]大野 莉佳 (茨城県立水戸第二高等学校 卒業)みずほフィナンシャルグループ 内定言語と文化が与えてくれる豊かな世界を実感した学生生活。文学部外国語文化学科KOKUGAKUIN UNIV. 041

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