國學院大學 入学案内 2022
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自分に合った法律との向き合い方を探り、将来に活かせる法学の考え方を学びます。将来、社会に出る際にどのような職業に就いたとしても法律の知識は必ず役に立つと思い、法学部に進学しました。渋谷という都会にありながらも閑静なキャンパス、資料の充実した図書館が國學院大學に入学を決めた理由です。入学当初は法学に関する知識はほぼ皆無でしたが、「基礎演習」を通して、スムーズに法律への理解を深めることができました。少人数制の授業で、専門用語について調べて発表したり、判例についてディスカッションをしたことで、客観的に調査する力や自分の主観にとらわれず、公平かつ多角的な視点を持って相手の考え方を理解しようとする姿勢が身に付いたことも大きな収穫です。課外活動では、フェンシング部の主将を務めました。事務的な仕事もこなしながら、部員のモチベーションを高めていくのは大変でしたが、授業を通して身に付いたロジカルな考え方や、全体を俯瞰して見る力が大いに役立ちました。当初は民間企業への就職を考えていましたが、国や自治体に関わることで、法律の知識をより多くの人に役立てたいという思いが芽生え、公務員を志望。学業と並行して、試験勉強に取り組みました。私が学んだ 知の源流法に関する議論を通して公平な視点が身に付く公務員として働くという夢を抱いてから、3年次より行政法を学ぶゼミに所属しました。行政法は、民事法や刑事法と異なり、日常生活にはあまりなじみのない法律分野ですが、公害などの大きな社会問題に対応するために重要な役割を果たします。ゼミでは、近年のコロナ禍における行政の対応策など、具体的なテーマでディスカッションを行いました。身近な問題に対して、行政法がどのような効力を発揮するのか実感できた経験は、法と社会の関わりを理解するための大きな足がかりになったと感じています。公務員試験の勉強は膨大な範囲との戦いのため、通学時間と帰宅後の時間を最大限に活用して地道な努力を重ね、最終的に内定先の合格を勝ち取りました。税金は社会を支えるために不可欠なものであり、公平な負担が厳格に求められるものです。内定先で目指すのは、きちんと相手と向き合い、納税者の理解を得ながら仕事を進めていくこと。そのために、知識を蓄え、コミュニケーション能力を磨き、自己研鑽に努めたいと思います。将来の進路選択に有益となるよう行政法を学ぶ私が紡いだ 新たな知私が学んだ知の源流私が紡いだ新たな知2No.在学生インタビュー法律学部 法律学科 法律専攻4年 [取材時]木村 航太 (東京都立小山台高等学校 卒業)東京国税局 内定法律学部法律学科 法律専攻4年[取材時]木村 航太(東京都立小山台高等学校 卒業)納税の意義を理解してもらえることを目標に国税専門官として歩みだす。[演習(ゼミ)情報]3年次より演習(ゼミ) 068

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